「インフルエンサーマーケティングをしたいけど、どうすればいい?」「そもそもインフルエンサーマーケティングってなに?」と悩みを持つ飲食店は少なくありません。
上手くインフルエンサーマーケティングができれば、飲食店の売り上げアップが目指せます。この記事では、飲食店におけるインフルエンサーマーケティングとは何かわかりやすく解説しています。
あわせて、インフルエンサーの選び方や依頼方法についても紹介していますので、インフルエンサーマーケティングに悩まれている飲食店は、ぜひ参考にしてください。
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Contents
飲食店におけるインフルエンサーマーケティングとは?
飲食店におけるインフルエンサーマーケティングとは、インフルエンサーに飲食店で食事をしてもらい、食事や店の雰囲気、場所などをSNSでPRしてもらうことです。
投稿をみたユーザーが飲食店に来ることで、飲食店の売り上げアップに繋がります。
通常メニューの紹介だけでなく、新メニューや期間限定メニュー、キャンペーンの告知としても活用できるのがインフルエンサーマーケティングです。
また、飲食店に来たユーザーがSNSにアップすると、さらにその投稿をみた人が飲食店に来るかもしれません。
SNSの連鎖によって飲食店が多くの人の目に触れると、さらなる売り上げが期待できます。
そして、継続的な顧客となると、飲食店の安定した売り上げも期待できるでしょう。
上記の理由から、インフルエンサーマーケティングは多くの飲食店から注目されています。
飲食店がインフルエンサーマーケティングをするメリット
インフルエンサーマーケティングをすることで売り上げアップが目指せますが、どのようにして売り上げがアップするのか、さらに詳しく解説します。
飲食店がインフルエンサーマーケティングをする上で知っておきたいポイントですので、ぜひ読み進めてください。
飲食店の認知度がアップ
インフルエンサーに飲食店を紹介してもらうことで、飲食店の認知度がアップします。
飲食店に来てもらうには、まずは飲食店があることを知ってもらわなければなりません。
飲食店の存在を知ってもらわないと、顧客は飲食店まで足を運びませんし、もし付近で用事があったとしても、訪れるきっかけにはなりません。
顧客に対して「ここに飲食店がある」と知ってもらうことが、飲食店に来てもらうための第一ステップです。
ターゲットとなる客層に直接リーチ
インフルエンサーマーケティングは、飲食店のターゲットとなる客層に直接リーチできるメリットもあります。
飲食店によってターゲットとする客層はさまざまです。
例えば、健康に関する意識が高い20代後半~30代の女性、仕事帰りに飲みたい40代~50代のサラリーマン、ファミリー層など。
ターゲットの客層とインフルエンサーの投稿を見るユーザーがマッチしていれば、ユーザーが飲食店に訪れやすくなります。
飲食店に対する信頼度がアップ
インフルエンサーマーケティングのメリットには、飲食店に対する信頼度がアップすることも挙げられます。
インフルエンサーはこれまで長期に渡って多くの投稿をしており、フォロワーとの信頼を築いています。
そのため、インフルエンサーが飲食店を紹介することで、自然と飲食店への信頼度もアップするのです。
これはTVのCMに出演する芸能人への信頼性と似たようなもので、顧客は「好きな芸能人がおすすめしているものだから安心」と思いやすいです。
インフルエンサーの種類
インフルエンサーは、フォロワー数や影響力の範囲によって、4つに分類されます。
フォロワー数の多さから順に、4つの分類と特徴を紹介します。
飲食店を紹介してもらうインフルエンサー選びの参考にしてください。
マクロインフルエンサー
最も多い数十万以上のフォロワーを持つのが、マクロインフルエンサーです。
広範囲にわたるトピック、一般的な関心事について投稿する傾向にあります。
さまざまな分野の広告やプロモーションに使用されることが多いです。
ミドルインフルエンサー
数万から数十万程度の中規模なフォロワーを持つのが、ミドルインフルエンサーです。
特定のトピックに焦点をあてたコンテンツを投稿する傾向にあります。
マイクロインフルエンサー
数千から数万人程度の小規模なフォロワーを持つのが、マイクロインフルエンサーです。
コンテンツは、特定のコミュニティや趣味に特化している傾向があります。
熱心なフォロワーを持ちやすいため、高いエンゲージメント率が期待できます。
エンゲージメント率とは
エンゲージメント率とは、投稿に対する反応のことで、いいね!やハート、コメント、シェア、ブックマークが挙げられます。
エンゲージメント率が高いほど、コンテンツとユーザーに関連性があることを示します。
ナノインフルエンサー
数千人以下の小規模なフォロワーを持つのがナノインフルエンサーです。
コンテンツは、地域関連や、かなり特化した分野を投稿している傾向があります。
ナノインフルエンサーとフォロワーは、直接の知り合いやSNS上のやり取りなどで関わりが深く、エンゲージメント率も高い傾向にあります。
各SNSの特徴
インフルエンサーによって活躍しているSNSは異なります。
各SNSの特徴と、飲食店がインフルエンサーマーケティングに使いやすいSNSについても紹介します。
飲食店と最も親和性が高いのがInstagramです。
Instagramは写真や短いビデオを投稿しますので、飲食店の食事や店内、外観をアップしやすいです。
あわせてテキストも投稿できますので、飲食店を十分に紹介しやすいです。
Instagramを利用する年齢層は、10代後半~40代にかけてといわれています。
男性よりも女性ユーザーの割合が高いのが特徴です。
ハッシュタグ(#)での検索も頻繁に行われており、ユーザーがハッシュタグからコンテンツにたどりつくケースも多いです。
ハッシュタグとは
ハッシュタグとは、「#」から始まるキーワードやフレーズのことです。
特定のトピックやテーマに関連する投稿を結び付けられ、ユーザーが関心のある内容を見つけやすくする役割があります。
例えば飲食店のハッシュタグですと、店舗の名前や食事のジャンル、メニューの名前、店舗のある地域名などをつけます。
すると、そのハッシュタグを検索したユーザーがコンテンツを見つけやすくなります。
ハッシュタグの検索で辿り着いたユーザーは、トピックやテーマに強い関心があるといえます。
Facebookはテキストや画像、ビデオといった多様なコンテンツ形式があり、飲食店のマーケティングにも利用されやすいです。
Facebookを利用する年齢層は、30代~50代が多く、10代~20代前半といった若年層の利用は低い傾向にあります。
コミュニティ機能があるため、特定のターゲット層にアプローチしやすい特徴があります。
TikTok
TikTokは短い動画コンテンツに特化したSNSです。
10代~20代前半の若年層から特に人気があるのが特徴です。
20代後半~30代のユーザーもおり、40代以上の利用者は比較的少ないです。
料理の見た目や調理過程など、短い動画で視覚的にアプローチしたいときに有効なSNSです。
Youtube
Youtubeはビデオコンテンツに特化したSNSです。
多様なコンテンツと使いやすさから、広範囲の年齢層のユーザーに利用されています。
じっくり飲食店のメニューや雰囲気を楽しんでほしいときのマーケティングとして活用されます。
コンテンツの制作や編集に時間がかかることから、他のSNSと比較すると、予算が高くなる傾向にあります。
X(旧Twitter)
X(旧Twitter)は短文のメッセージが中心で、ニュースやトレンドといったリアルタイムの情報共有に最適です。
写真も投稿できますが多くはなく、主につぶやきや交流の場として利用される傾向にあります。
年齢層は10代~20代のユーザーが最も多く、30代~50代も利用しています。
飲食店のマーケティングで利用する際には、リアルタイム性が求められますので、キャンペーンとの相性がよいです。
飲食店がインフルエンサーを選ぶときのポイント
インフルエンサーマーケティングをするにあたって、どのような基準でインフルエンサーを選ぶかは知っておく必要があります。
ここでは、インフルエンサーを選ぶポイントを紹介します。
コンテンツ
インフルエンサーのコンテンツが飲食店のイメージとマッチするかを確認しましょう。
例えば、イタリアンを営んでいる飲食店でしたら、ラーメンの食べ歩きをコンテンツとしているインフルエンサーは合いません。
他にも、価値観や生活スタイルなどが飲食店のブランドイメージと合っているかは確認が必要です。
専門性
インフルエンサーの専門性と飲食店の相性も重要なポイントです。
特定の分野において知識があるインフルエンサーであれば、飲食店の紹介がより説得性のあるものになります。
フォロワー数とフォロワー層
フォロワー数は、インフルエンサーの影響力を知ることができる最も簡易的な指標です。
加えてフォロワー層の性別や年齢も確認すると、飲食店のターゲット層にマッチするかも考えられます。
エンゲージメント率
コンテンツに対してエンゲージメント率が高いと、飲食店に足を運んでもらえる可能性も高くなります。
フォロワー数が多くても、現在は使っていないアカウントだったり、積極的にSNSを開いていないアカウントだったりすると、エンゲージメント率が低くなります。
エンゲージメント率が低いと、思うような結果が得られません。
過去の実績
飲食店を紹介した経歴のあるインフルエンサーでしたら、実績が参考になります。
ただし、過去と現在では、コンテンツの内容、フォロワー数、エンゲージメント率が大きく異なる場合があるので注意が必要です。
インフルエンサーに依頼する前に
インフルエンサーに依頼する前に、インフルエンサーマーケティングをする目的と目標、投稿してもらうコンテンツの内容、来店する日時、コンテンツの投稿日、予算を明確にしましょう。
明確にすることで、飲食店とインフルエンサーのお互いの希望がスムーズに調整しやすいです。
それぞれの項目を詳しく解説します。
目的と目標
まず、インフルエンサーマーケティングをするにあたって、目的と目標を明確にします。
目的は、インフルエンサーマーケティングをする動機や理由を指します。
例えば「顧客を増やしたい」「ターゲット層に来てほしい」「新メニューの告知をしたい」「認知度をアップしたい」などが挙げられます。
目標は、目的に関連する具体的な成果です。わかりやすいように期間、基準、数値を設定し、現状から達成可能な目標を立てます。
例えば「4半期で全体の売り上げを10%アップする」「1ヶ月で期間限定メニューが200品注文される」などが挙げられます。
コンテンツの内容
あらかじめインフルエンサーに投稿してもらうコンテンツ内容を決めておきます。
写真ですと、メニュー、店舗の外観、内装、インフルエンサーが食べているところなどが挙げられます。
文章ですと、店舗名、メニュー名、感想(食事・店の雰囲気・スタッフの対応など)、住所、アクセス方法などが挙げられます。
また、特定のハッシュタグの使用も決めておきましょう。
ビデオコンテンツの場合は、インフルエンサーが飲食店に入店するシーン、注文し飲食するところまでの一連の流れが投稿できます。
ショート動画でしたら、どの部分を動画にしたいかを決めます。例えば、メニューが席に運ばれるところ、食べている様子、メニューを調理している時などが挙げられます。
来店する日時
インフルエンサーが来店する候補の日時を挙げておきます。複数の候補日を挙げると、インフルエンサーのスケジュールが調整しやすいです。
また、より調整しやすいように、〇曜日~〇曜日の〇時~〇時としてもよいでしょう。
営業時間内か営業時間外かも重要で、営業時間内であればスペースの確保、営業時間外であればスタッフの調整が必要です。
なお、インフルエンサーに依頼するタイミングは、来店してもらう予定の1~2ヶ月前までに依頼するのが一般的です。
例えば、4月に来店してほしいのであれば、2月頃に連絡しましょう。ただし、スケジュールが詰まっているインフルエンサーもいますので、早めに連絡すると安心です。
コンテンツの投稿日
飲食店のインフルエンサーマーケティングにあたって、コンテンツの投稿日時も重要なポイントです。
特に新メニューや期間限定メニューを紹介してもらう場合、販売からしばらく経過していると、期待する結果が得られません。
インフルエンサーの投稿している時間が決まっているなら、その時間に投稿してもらうとフォロワーの反応が得やすいです。
また、SNSのユーザーが活発な時間帯に投稿してもらうのも良いでしょう。
予算
インフルエンサーマーケティングをするにあたって、予算も決めておきます。
かかる費用はインフルエンサーによって全く異なりますので、一概にいくらかかるとはいえませんが、予算を決めておくと基準ができます。
インフルエンサーに依頼する方法
インフルエンサーに依頼するには、インフルエンサーを仲介している企業に依頼する方法と、インフルエンサーにメッセージで直接依頼する方法の2つがあります。
それぞれの特徴を紹介しますので、参考にしながらどちらがよいか検討しましょう。
企業に依頼する
インフルエンサーマーケティングをするにあたって、インフルエンサーとインフルエンサーマーケティングをしたい飲食店を仲介する専門の企業があります。
企業に依頼するメリット・デメリットを紹介します。
企業に依頼するメリット
企業に依頼するメリットは以下のとおりです。
- 条件にマッチするインフルエンサーが見つかりやすい
- インフルエンサーとやり取りする手間がかからず楽
- 契約書類を作成しなくてよい
インフルエンサーを探すにあたって、時間と労力がとてもかかります。
飲食店のイメージとマッチするか、フォロワー数、フォロワー層など、確認しなければならない点は多くあります。
また、インフルエンサーを決めた後、やり取りや調整も必要になりますので、忙しい時間の合間に連絡するのは大変かもしれません。
加えて、インフルエンサーと調整し条件がまとまった後、契約を結ぶにあたって契約書の作成が必要です。
上記の内容を読むだけでとても大変に感じますが、企業に依頼すれば、かなりの時間と労力が省けます。
企業から条件にマッチするインフルエンサーを提案され、やり取りから契約書の準備もしてもらえます。
飲食店の経営で忙しく時間がとれない場合は、企業へ依頼するとよいでしょう。
企業に依頼するデメリット
企業に依頼するデメリットは以下のとおりです。
- 直接依頼と比較するとお金がかかる傾向にある
- 依頼したいインフルエンサーを仲介していない可能性
企業に支払う料金には、企業の人件費やシステム費用も含まれていますので、直接依頼と比較するとお金がかかる傾向にあります。
予算と時間のバランスを考えて、企業に依頼するかを考えましょう。
また、飲食店が依頼したいインフルエンサーを決めている場合、企業がそのインフルエンサーを仲介していない可能性があります。
インフルエンサーによっては、直接依頼のみ受け付けているケースがあります。
メッセージで直接依頼する
インフルエンサーにメッセージで直接依頼するには、SNSのダイレクトメッセージ(DM)から連絡します。
プロフィールに仕事専用のメールアドレスを掲載している場合は、メールから連絡します。
メッセージで直接依頼するメリット・デメリットを紹介します。
メッセージで直接依頼するメリット
メッセージで直接依頼するメリットは以下のとおりです。
- インフルエンサーと直接綿密な打ち合わせができる
- 企業に依頼するよりも価格が安い傾向にある
インフルエンサーと直接やり取りすることで、飲食店の希望をダイレクトに伝えられます。
また、インフルエンサーの疑問や要望も直接聞けますので、お互いの条件を細かくすり合わせやすいです。
そして、企業を介さない分お金がかかりませんので、インフルエンサー代に充てたり、他の経費につかえたりします。
メッセージで直接依頼するデメリット
メッセージで直接依頼するデメリットは以下のとおりです。
- 時間と労力がかかる
- 意思疎通が上手くはかれない可能性
直接依頼ですと、インフルエンサーを決めるところからメッセージのやり取り、条件の調整などによって、時間と労力がかかりやすいです。
また、初めてインフルエンサーに依頼する場合、何をどのように伝えたらよいのか、わからないことがあります。
意思疎通が上手くはかれないと依頼を断られたり、期待するコンテンツや結果にならなかったりするでしょう。
企業の場合、すでにインフルエンサーと企業で、ある程度条件を擦り合わせています。
そして、企業は飲食店の希望をくみ取り、言語化することに長けていますので、インフルエンサーに明確に要望を伝えられます。
その結果、飲食店が満足できるようなコンテンツと成果が生まれやすいです。
インフルエンサーマーケティングを上手く活用しよう
インフルエンサーの影響力から、数々の飲食店がインフルエンサーマーケティングを取り入れています。
上手く取り入れるには、インフルエンサーマーケティングの知識が必要ですので、この記事で紹介した内容を参考にしてください。
また、インフルエンサーに依頼するには、企業に依頼する方法と直接やり取りする方法がありますので、あなたに合うやり方を選びましょう。
インフルエンサーマーケティングが上手く活用できれば、飲食店への集客や売り上げアップが期待できます。