インフルエンサーマーケティングは、どこで行われているのか?について、統計データから紐解いていきましょう。皆さんが主に使っているソーシャルメディアは、どれだけの価値評価をされているのでしょうか。
世界では、Instagramがインフルエンサーマーケティングのシェアでダントツのトップ
インフルエンサーマーケティングの主戦場は、Instagram、というデータが出ています。
インフルエンサーマーケティングのキャンペーンで用いられたSNSプラットフォームを調べてみると、94%のキャンペーンがInstagramを用いていることが分かります。
次いで、意外かも知れませんが、Facebookで43%、TikTokが13%、そしてYouTubeが10%となっています。X(旧Twitter)は広告出稿こそ見られますが、あまりインフルエンサーマーケティングでの採用率が、グローバルでは高くないことが分かります。
Instagramは写真とビデオを中心として、注目を集める仕組みができており、インフルエンサーのクリエイティブを存分に発揮できるプラットフォームとして、出稿する側である企業にとっても、良い伝達手段として位置づけられていることが分かります。
またFacebookは、世代によるかも知れませんが、気軽な「いいね」のボタンやコメント投稿、より個人的な経験が好まれる点などで、深くストーリーを共有する事に長けていると言えるでしょう。
一方、その真逆、よりインスタントに拡散する手段として用いられるのがTikTokです。こちらはインフルエンサーのクリエイティビティが重視されますが、YouTubeに比べるとアルゴリズムによる拡散が強く、マーケティングのプラットフォームとして好まれています。
Source: Statista https://www.statista.com/statistics/803492/social-media-platforms-social-influencers-brand-collaborations/
日本ではYouTubeとXが強い
一方、日本のインフルエンサーマーケティングでは、用いられるプラットフォームに違いがあります。 インフルエンサーマーケティングのプラットフォームのトップがYouTubeとなっており、Instagramの2位を大きく引き離しています。YouTuberという言葉も定着しており、幅広い年齢層がある程度の長さの動画を見る市場環境の違いが反映されている結果です。 また、4位にはX(旧Twitter)がランクインしており、日本のTwitter人気を反映している結果と見ることができます。 Source: Statista https://www.statista.com/study/101135/influencer-marketing-in-japan/