いよいよクリスマスも過ぎ、2024年も残りあとわずか。行く年を総括する情報が様々出ていますが、インフルエンサー総研でも、INFRECTのインフルエンサーを対象としたアンケート調査サービス「KIZKEY」を用いて、今年の流行語について聞いてみました。
ちなみに、毎年恒例となった「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」の大賞は「ふてほど」。TBSドラマのタイトル略称がランクインしていましたが、インフルエンサー流行語ランキングでは10位圏外と振るいませんでした。
注目のトップ10
まず、全体を通じて上位10位にランクインしたキーワードを発表します。
- 界隈
- 猫ミーム
- 闇バイト
- 50-50
- アサイーボウル
- はいよろこんで
- 新紙幣
- 増税メガネ
- 裏金問題
- Bling-Bang-Bang-Born
上位キーワード解説から見えてくる、インフルエンサーの感度
1位にランクインしたのは「界隈」。もともとは、その辺り一帯を表す一般的な単語でしたが、SNSでは、特定の趣味や関心、行動パターンを共有する人々やグループに向けて「○○界隈」と使われました。
また「猫ミーム」は、「イー・ガーディアン SNS流行語大賞2024」の1位に輝いており、猫素材のユーモアあふれるショート動画が話題になりました。
4位の「50-50」は、米国・ロサンゼルス・ドジャースで活躍中の大谷翔平選手が達成した、50本塁打・50盗塁。大谷選手の名前や愛犬のデコピンなどを挙げているインフルエンサーの皆さんも数多くいました。
一方、3位の「闇バイト」、7位「新紙幣」、8位「増税メガネ」、9位に「裏金問題」がランクインするなど、政治・経済・社会のキーワードに対して、インフルエンサーの感度が高い現状も浮き彫りとなりました。
エンタメからのランクインは6位「はいよろこんで」と10位「Bling-Bang-Bang-Born」。それぞれ、こっちのけんとさん、Creepy Nutsさんによる楽曲で、いずれも日本のみならず、Apple MusicやSpotify、YouTubeでグローバルにファンを集めた楽曲となっていた点も印象的でした。
界隈の流行をつかむ
インフルエンサーは、自分の興味専門領域に対して非常に強い関心と情報量を誇り、フォロワーに対して日々情報を発信しています。
そのため、食系、美容系、ライブ配信など、多岐に分かれたキーワードの投稿がありました。そうした「ジャンルの垣根を跳び越えて票を集めたのが、今回のトップ10」だったというわけです。
例えば5位にランクインした「アサイーボウル」は、健康や美容に良い食品としてランクインを果たしましたが、健康系のインフルエンサーだけでは、5位のランクインは難しかったことから、幅広いジャンルのインフルエンサーから票を集めた結果でした。
実はリバイバルの流行語。特にコロナのパンデミック以降、「おうちで」というキーワードが追加され、家で自分で用意して楽しむアサイーボウルとして、再ブームとなっています。
インフルエンサー総研では、今後も、ジャンル内のトレンド、垣根を越えたトレンドなどを分析しながら、インフルエンサーの皆様の活動を支え、盛り上げていくお手伝いに取り組んでいきたい、と考えています。