インフルエンサーになることを目指す人々が増えている現代、成功するためには他の人と比べたときに見劣りしないような特徴やスキルが必要です。
一般的にインフルエンサーと呼ばれる人たちは単に多くのフォロワーがいるだけでなく、自身の発信内容が商品やサービスの宣伝、社会的な問題への意識向上などに対してさまざまな影響力を持っています。
本記事では、人気のインフルエンサーが持っている特徴、インフルエンサーになりたい人がやるべきこと、そして絶対にやってはいけないこと等について詳しく解説し、みんなが夢見る「フォロワーたくさん」「憧れられる存在」を目指すためのヒントをたくさん詰め込みました。
この記事がインフルエンサーとしての道を歩むための実践的なアドバイスとして参考になれば嬉しいです。
Contents
- 1 そもそもインフルエンサーとは?
- 2 インフルエンサーの種類
- 3 インフルエンサーの仕事はなぜ注目されているの?
- 4 人気があるインフルエンサーの特徴
- 5 インフルエンサーに向いている人の特徴
- 6 多くのインフルエンサーが活躍しているSNSって?
- 7 インフルエンサーになりたい人がやるべきこと【7選】
- 8 インフルエンサーになりたい人がやってはいけないこと【6選】
- 9 インフルエンサーになるための8ステップ
- 10 インフルエンサーになることにはリスクもある!
- 11 インフルエンサーになりたい方へのおすすめツール
- 12 【よくあるご質問】インフルエンサーになりたい人が気になること
- 13 自分らしいスタイルでインフルエンサーになろう
そもそもインフルエンサーとは?
インフルエンサーとは、一般的には「SNSのフォロワー数が多い人」や「影響力のある人」として認識されていますが、本質はそれ以上に深いものがあります。
筆者はインフルエンサーがイメージされる「SNSのフォロワー数が多い人」や「影響力のある人」であるという本質を「人から信頼されている人物」だと考えます。
具体的に言うと、インフルエンサーは次のような流れで成り立っています。
- 有益な情報の発信:インフルエンサーは常に有益な情報を発信し続けることで、それを見た人たちからの信頼を得ます。
- 信頼の拡大:発信された有益な情報が口コミで広がり、多くの人々に伝わることでフォロワーが増えます。
- 影響力の拡大:結果として、多くの人々に影響を与えるようになります。
このように、フォロワー数や影響力は「信頼」を基盤として築かれるものです。
つまり、インフルエンサーにとって重要なのはフォロワー数を増やすことではなく、まずは信頼を得ることなのです。
(これは極論ですが、たった一人でもあなたの言動や行動によって考え方を変えるきっかけを与えることができれば、あなたはインフルエンサーと言えます。)
もしあなたがインフルエンサーを目指すなら、まずは「信頼を得るにはどうすればいいか?」という点を深く考えましょう。あなたの情報を参考にしてくれる人、信頼してくれる人を増やすための戦略を立て、実践することにより、結果としてフォロワー数も自然と増えていきます。
インフルエンサーの種類
インフルエンサーは、フォロワー数に基づいて4つのカテゴリーに分類されます。上位のインフルエンサーほどリーチや影響力が大きくなるため、それに伴い依頼される際の費用も高額になる傾向があります。
トップインフルエンサー(フォロワー数:100万人以上)
トップインフルエンサーとは、フォロワーが100万人以上の非常に知名度の高いインフルエンサーです。主にメディア露出が多い「芸能人」や人気のスポーツ選手が該当します。
トップインフルエンサーは圧倒的なリーチ力を持ち、強力な影響力を発揮しますが、フォロワーにとっては手の届かない存在であるため、エンゲージメント率は比較的低めであることが多いです。
トップインフルエンサーに依頼することで大きな成果が期待できることから、自社サービスの認知度を一気に高めたい場合に活用されることが多いです。
ミドルインフルエンサー(フォロワー数:10万人〜100万人)
ミドルインフルエンサーとは、フォロワー数が10万から100万のインフルエンサーを指します。美容、エンタメ、グルメなど特定のジャンルで強い影響力を持ち、関心の高いフォロワーを集めて独自のコミュニティを築いているのが特徴です。
中には、書籍の出版や芸能活動などで活躍の場を広げているミドルインフルエンサーもいます。ミドルインフルエンサーはブランドや企業とタイアップなどの仕事もよく行っており、その意見やレビューはフォロワーの購入判断に大きな影響を与え、商品やサービスのトレンドを生み出すことも多いです。
マイクロインフルエンサー(フォロワー数:1万人〜10万人)
マイクロインフルエンサーとは、フォロワー数が1万から10万人のインフルエンサーを指します。トップインフルエンサーやミドルインフルエンサーよりもフォロワーと密接に交流を行っているため、身近な存在として共感を得やすく、エンゲージメント率や費用対効果が高い傾向があります。
そのため、ブランドや企業はターゲット層に対してより細やかなアプローチを行う際に、マイクロインフルエンサーに依頼することが増えています。
ナノインフルエンサー(フォロワー数:数千人〜1万人)
ナノインフルエンサーとは、フォロワー数が1,000から1万人と比較的少ないですが、その分、コメントなどを通じてフォロワーと密接な関係を築いているのが特徴です。こ
ニッチなジャンルで情報を発信していることが多く、フォロワーからは「友達」のような親近感を持たれることが多いため、アクション(「いいね」や「リツイート」など)も得やすいです。
また、ナノインフルエンサーの意見やレビューは非常にリアルで、一般消費者の声として受け取られることが多いため、ブランドや企業は新製品の試用やフィードバックを求める際に、ナノインフルエンサーに依頼することがあります。
インフルエンサーの仕事はなぜ注目されているの?
SNSの利用者数と利用時間の増加に伴い、SNSで影響力を持つインフルエンサーの存在がますます注目されるようになってきました。
これまで、テレビを中心としたマスメディアは圧倒的な影響力を誇っていました。多くの人がテレビ視聴に時間を費やし、芸能人はテレビや雑誌から生まれ、広告には主にテレビで活躍する芸能人が起用されてきました。
しかし、現在ではテレビ視聴者数や視聴時間が年々減少しており、マスメディアの影響力も徐々に小さくなっています。
一方で、インターネットとソーシャルメディアの普及により、インフルエンサーの重要性が高まってきました。日本におけるSNS利用者数は、2022年には約1億200万人に達しており、今後も増加が続き、2027年には利用者数が1億1,300万人に達すると見込まれているのです。
また、利用者数の増加だけでなく、ターゲット市場に精確にアプローチできることやフォロワーとの信頼関係があるからこその影響力、大手広告キャンペーンに比べてコスト効果も良いこともインフルエンサーの仕事が注目されている理由でしょう。
人気があるインフルエンサーの特徴
インフルエンサーになるためにやるべきことをご紹介する前に、まずは人気があるインフルエンサーの特徴について解説をしていきます。
主な特徴が以下の通りです。
- 一貫した独自のブランドイメージをもっている
- 誠実さと透明性がある
- クリエイティビティと独自性がある
- 専門知識と信頼性がある
以下に詳しく解説をしていきます。
一貫した独自のブランドイメージをもっている
たくさんの人から支持されているインフルエンサーは、独自のブランドイメージを持っており、そのイメージがどの投稿からも一貫して感じられます。
ブランドの明確化
インフルエンサーは、「自分のブランドやメッセージが何か」を明確に定義しています。たとえば、美容に特化している、旅行に関する情報を提供している、特定のライフスタイルを提案しているなど、一貫したテーマがあります。
視覚的な一貫性
投稿するコンテンツのスタイルやトーンも一貫しており、ビジュアルアイデンティティ(カラー、フォント、レイアウトなど)が統一されています。これにより、フォロワーは瞬時にそのインフルエンサーのコンテンツを識別できます。
メッセージの一貫性
言動や価値観も一貫しており、フォロワーに対して信頼感を与えます。一貫したメッセージは、ブランドの信頼性を高める要因となります。
このように、ブランドイメージはすべて一貫されているため、フォロワーはインフルエンサーのメッセージや価値観を理解し、信じることができます。
誠実さと透明性がある
インフルエンサーの本質は「人から信頼されている人物」という解説をしましたが、フォロワーとの信頼関係を築くためには、誠実さと透明性が不可欠です。
人気のインフルエンサーは、自分の考えや経験を正直に共有するだけでなく、スポンサーや広告についても明確に説明しています。
例えば、悪徳商品のPRなどは行わず、本当に自分が信頼できた商品や自分のフォロワーに勧めたい商品のみPRを行うこともその行動に該当します。これにより、フォロワーは安心してインフルエンサーの意見を信じることができます。
また、フォロワーからの批判や問題に対しても誠実に対応し、問題解決に向けた姿勢を見せます。この誠実な対応が、フォロワーとの信頼関係を深めます。
クリエイティビティと独自性がある
たくさんの人から支持されているインフルエンサーは、クリエイティブなコンテンツを発信している傾向があります。
ユニークなコンテンツ
人気のインフルエンサーはコンテンツの形式や内容において、他のインフルエンサーとは一線を画す独自性があります。たとえば、特有の映像スタイルや独創的な投稿形式を用いることで、視覚的に訴求力を持たせています。
新しいアイデアを常に考えている
常にトレンドを追い続けるだけでなく、自ら新しいトレンドを作り出すこともあります。これにより、フォロワーの興味を引き続け、ブランドとしての位置を確立します。
クリエイティブなコラボレーション
他のクリエイターやブランドとコラボレーションし、互いの強みを生かした新しいコンテンツを創造することもあります。
これにより、フォロワーは飽きることなく、常に新しい発見を楽しむことができます。
インフルエンサーに向いている人の特徴
インフルエンサーの仕事は一見華やかに見えますが、相当な努力をしないといけませんし、その努力を継続し続けないといけません。
「インフルエンサーになりたいとは思ったものの、自分に向いているのだろうか・・・」という方のために、本項では、インフルエンサーに向いている人の特徴について解説を行います。インフルエンサーに向いている人には、主には以下のような特徴があります。
- コツコツと地道に努力することを厭わない
- 多くの人とコミュニケーションを取るのが好き
- 周囲から個性的だと評価されることがある
- 最新のトレンドを追いかけるのが好き
SNSで活躍するインフルエンサーたちには、こうした共通点が見られます。自分ではあまり意識していなくても、他人からそう言われた経験があるなら、インフルエンサーとしての素質があるかもしれませんね!
以下に詳しく解説をしていきます。
コツコツと地道に努力することを厭わない
コツコツとした努力を続けられる人はインフルエンサーに向いています。
インフルエンサーとして成功するには、日々の投稿やフォロワーとのエンゲージメントにかなりの時間と労力をかけなくてはいけません。一夜にして成功することは稀で、成功している多くのインフルエンサーは、長期間にわたって地道にコンテンツを作り続けていることがほとんどです。
具体的な取り組み例
- 定期的に投稿を行う
- 投稿の内容を工夫し続ける
- フォロワーからのフィードバックを基に改善する
- トレンドや競合を調査して内容を更新する
多くの人とコミュニケーションを取るのが好き
インフルエンサーになるのであれば、一方的に発信をし続けるのではなく、フォロワーと交流をすることも大切です。フォロワーからのコメントやメッセージに対応し、コミュニケーションを通じて関係を築くことが求められます。
多くの人と接することが苦にならず、むしろ楽しめる人はインフルエンサーに向いているかもしれません。
具体的な取り組み例
- コメントに丁寧に返信する
- ライブ配信やQ&Aセッションで直接コミュニケーションを図る
- フォロワーの意見やリクエストを反映させる
周囲から個性的だと評価されることがある
インフルエンサーとして目立つためには、他の多くのアカウントと差別化できる独自の個性や魅力・ブランドが強い武器になります。もしあなたが周囲から「個性的だね」と言われることが多いのであれば、自分自身のユニークな特徴を活かしてコンテンツが作りやすいため、インフルエンサーに向いているでしょう。
具体的な取り組み例
- 自分の趣味や興味を反映させたコンテンツを作る
- 独自のスタイルや視点で投稿する
- ブランドやテーマに一貫性を持たせる
最新のトレンドを追いかけるのが好き
インフルエンサーとして成功するためには、最新のトレンドや流行を常に追い続けることが求められます。トレンドに敏感で、常に新しい情報を取り入れたり、自分のコンテンツに活かすことができる人は、フォロワーにとって魅力的な存在になりやすいのでインフルエンサーに向いています。
具体的な取り組み例
- トレンドを追うためのニュースや業界の情報源を持つ
- 人気のハッシュタグや話題を取り入れる
- トレンドを反映したコンテンツを素早く作成する
これらの特徴があると、インフルエンサーとしての活動がより効果的に、そして楽しみながら行うことができるため、インフルエンサーに向いていると言えるでしょう。
多くのインフルエンサーが活躍しているSNSって?
本項では多くのインフルエンサーが活躍するSNSプラットフォームを紹介します。今からインフルエンサーになりたい!と思っている方は、どのプラットフォームが自分に合っているのかを理解しておきましょう。
TikTok
TikTokはショート動画を中心としたプラットフォームで、ダンスやエンタメ系のコンテンツが人気です。急成長中のSNSで特に若年層に人気があり、TikTokで活躍するインフルエンサーはTikToker(ティックトッカー)と呼ばれています。
TikTokは新たなインフルエンサーが生まれやすいアルゴリズムが特徴で、毎日新しいトレンドやインフルエンサーが登場しています。
YouTube
動画コンテンツを主体とし、エンタメから日常のブログ、商品紹介まで幅広いジャンルにおいてインフルエンサー(いわゆるユーチューバー)が活躍しています。初期の頃はネタ系動画が人気でしたが、現在は商品紹介や料理のレシピ、趣味関連のHow To動画も高い人気を誇っています。
基本的に同じ動画を同じ人が何回も観ることは少ないとされているSNSですが、料理のレシピやダイエット動画などは例外で、同じ人物から複数回再生数を狙うことができます。
画像コンテンツが中心のSNSで、ファッション、美容、旅行、料理など多様な分野のインフルエンサー(インスタグラマー)が活躍しています。初めは高品質な写真が人気でしたが、最近ではリアル感のあるコンテンツ(例えば、今週のコストコおすすめ商品紹介!等)や美容に関する実用情報系も好評です。
また、画像主体のSNSですが、ショート動画を投稿できるリールの人気も急上昇しており、現在は投稿よりもリールからの流入が多いそうです。
X(旧Twitter)
短文投稿を主とするプラットフォームで、ニュースやエンタメ、日常の出来事を気軽に共有できます。他のSNSに比べて投稿のハードルが低く、日本では約7,000万人が利用し、LINEやYouTubeに次ぐ3番目の利用者数を誇ります。
幅広いユーザー層にリーチできる点が強みで、主にここで活躍しているインフルエンサー(ツイッタラー)は情報発信系が多いです。
使い分けのポイント
多くのインフルエンサーは、複数のSNSプラットフォームを使い分けて活動しています。例えば、主にInstagramでビジュアルコンテンツを発信し、YouTubeで詳細なレビューやチュートリアルを提供し、Twitterでリアルタイムな情報発信やフォロワーとのコミュニケーションを行うといった形です。
それぞれのプラットフォームの特性を理解し、自分のブランドやコンテンツに最適なSNSを選ぶことで、より効果的にインフルエンサーとしての活動を展開できます。
インフルエンサーになりたい人がやるべきこと【7選】
本項ではインフルエンサーになりたい人がやるべきこととして、成功しているインフルエンサーに共通している行動や考え方を解説していきます。
これからインフルエンサーを目指す方だけでなく、すでに活動中の方に向けてもご自身の行動を改めるといった意味で参考になれば幸いです。
成功しているインフルエンサーやっていることは以下の通りです。
- しっかりとSNSを選定し戦略を立てている
- 人々にとって、気になる情報や役に立つ情報を発信する
- 継続して発信をし続けられる仕組みづくりをする
- 情報をわかりやすく発信している
- フォロワーとコミュニケーションをとる
- 自分の芯を持ちながらも多様性を受け入れる
- 企業からの案件をしっかりこなす
詳しく解説をしていきます。
【やるべきこと①】しっかりとSNSプラットフォームを選定し戦略を立てている
インフルエンサーになるためには、まずは適切なSNSプラットフォームを選び、そのプラットフォームに応じた戦略を立てることが大切です。例えば、Instagram、YouTube、TikTokなど、それぞれのプラットフォームには異なる特性と視聴者層があります。
自分のコンテンツや目標に最も適したプラットフォームを選び、その特性に応じた戦略を立てることが成功の鍵となります。
例えば、ビジュアルコンテンツが得意な人はInstagramが適しています。
人の興味を惹きつける写真・画像や短い動画を投稿することで、視覚的な魅力を最大限に活かすことができます。
一方、長い動画や詳細な説明が必要なコンテンツを作りたい人には、YouTubeが向いています。YouTubeでは、チュートリアルやレビュー、解説などのコンテンツを発信するのがおすすめです。
TikTokは短い動画を中心としたプラットフォームで、特に若い世代に人気があり、ダンス、コメディ、クイックチュートリアルなど、短時間でインパクトのあるコンテンツを作りたい人には最適です。また、TikTokのアルゴリズムは新しいクリエイターを発見しやすい仕組みになっているため、バズって一気に急成長するチャンスも他のSNSより多いです。
プラットフォームを選んだら、それに応じた戦略を立てます。
例えば、Instagramではハッシュタグを効果的に活用して投稿のリーチを広げることができますし、YouTubeでは、SEOを意識したタイトルや説明文、タグを設定することが重要です。TikTokでは、トレンドに乗ったチャレンジや音楽を取り入れることで、より多くの視聴者にリーチすることができます。
まず始める前に適切なSNSプラットフォームを選択し、そのプラットフォームに応じた戦略を立てることに時間をかけることが大切です。
【やるべきこと②】人々にとって、気になる情報や役に立つ情報を発信する
インフルエンサーとして活躍するにあたって大切なことは、人々にとって気になる情報や有益で価値のある情報を発信することです。
「有益な情報」とは、ユーザーの悩みを解決したり、新たな学びや発見を提供したり、興味を惹きつけるような情報を指します。
具体的には、以下のような情報が有益です。
- 最新の情報:業界の最新トレンドやお得なセール情報など
- 学びがある情報:収納のコツや家を建てる際の間取り情報など
- 悩みを解消する情報:料理レシピやダイエット情報など
- エンタメ情報:おもしろネタ動画、癒しの動物画像、絶景動画など
※特にエンタメコンテンツは「暇つぶし」や友達との話題提供として有益です。
【やるべきこと③】継続して発信をし続けられる仕組みづくりをする
インフルエンサーとして成り立っている人たちは、継続力が非常に高いという共通点があります。これは単純にインフルエンサー発信することを頑張っているという理由もありますが、気持ちや気力ではどうしようもない時がありますよね。
そんな時に必要なのが、「継続して発信をし続けられる仕組みづくりをする」ことです。
例えば、グルメ系インフルエンサーであれば、自分が気になったコンビニ商品や食べたものを画像や動画で記録をして発信しますし、ダイエット系インフルエンサーであれば、毎日のトレーニングを記録してコンテンツとして発信します。
このように、日々の習慣を切り取って記録すれば情報発信のハードルを大きく下げることができます。
また、日々の習慣を切り取ったような発信をしていなくとも、画像や動画の作成もテンプレート化し、テーマに合わせて簡単に作成できるよう工夫をすることによって、労力をかけずに一定の品質を保つことができ、継続した発信のハードルを下げることにもつながります。
どれだけ面白く、興味がある情報を発信しても世間はすごいスピードで飽きていきます。そのため、継続して発信し続けるということが大切なのです。
【やるべきこと④】情報をわかりやすく発信している
人気のあるインフルエンサーは、情報をわかりやすく発信することを心がけています。彼らが支持されている理由の一つに、単に情報を伝えるだけでなく、それを受け手が理解しやすい形に工夫して発信しているという点があるでしょう。
例えば、情報発信系のインフルエンサーの場合、複雑なニュースや企業の発表内容を簡潔にまとめるために、以下のような手法を使っています。
- 長文を短いポイントに分けることで、視覚的に読みやすくしている
- 長い文章ではなく、主要な情報を一言で伝えることで、フォロワーの関心を引いている
- 図解やイラストなどを活用し、複雑な内容を視覚的にわかりやすくしている
- 画像や動画のテロップやエフェクト動画コンテンツにはキャプションやエフェクトを追加し、理解しやすいものにしている
大切なことはユーザーファーストの精神でコンテンツを作ることです。
その結果、インフルエンサーの投稿を見たユーザーは「わかりやすい」「面白い」と感じ、「また見に来よう」とファンになるのです。
【やるべきこと⑤】フォロワーとコミュニケーションをとる
人気のあるインフルエンサーは、膨大なフォロワーを抱えている一方で、フォローしてくれたり話しかけてくれる人たちをとても大切にしています。コメントを貰えば返信し、気に入
った投稿には「いいね!」をつけてリアクションを返すなど、こまめなコミュニケーションを心掛けているのです。
このようなフォロワーとのやり取りを楽しんでいることも、インフルエンサーの特徴と言えるでしょう。多くのインフルエンサーはこのようにしてフォロワーと信頼関係を築きながらつながりを強めていくのです。
フォロワーとのコミュニケーション例としては以下のようなものがあります。
- ライブ配信などでリアルタイムに交流をする
- 投稿についたコメントに返信をする
- アンケート機能などを使い、フォロワーの要望や意見を聞く
【やるべきこと⑥】自分の芯を持ちながらも多様性を受け入れる
人気があるインフルエンサーは、基本的に自分が好きなものに対して強い情熱と深い理解を持っています。その好きなものについて自分なりの考え方やあるべき姿のイメージをしっかり持ち、それをフォロワーに向けて明確に言語化するという努力をしているのです。
しかし、この「好き」という感情を発信することは、時に非難や誤解を招くこともあります。十人十色という言葉があるように、自分が良いと思った発信をよく思わない人がいるということは仕方のないことですが、その際に、自分の芯をしっかりと持つことによって逆風に立ち向かい、フォロワーに対して丁寧に説明を行い、理解を深める努力を続けることが大切なのです。
また、インフルエンサーは時折、心無いSNSユーザーからの批判や中傷を受けることもあります。しかし、精神的な強さと柔軟性を持ち合わせることによって、「この情報はフォロワーの役に立つ」「これが私の大切にしていることだ」という明確な軸をブレずに持つことができます。
この強さと柔軟性は、ただの「嫌われる勇気」ではありません。むしろ、インフルエンサーは「私を嫌う人は、私の価値観と合わなかっただけ」という考え方を持ち、多様性を理解しているのです。
このように、インフルエンサーは単に情報を発信するだけでなく、自分を支持してくれるファンに対して自分の想いや価値観を明確に伝え、真摯に情報を届け続けることでフォロワーとの信頼関係を築いていきます。
※ただし、誹謗中傷や非難を受けて心が深く傷ついてしまった場合、一旦SNSをお休みすることも考えましょう。大切なのはあなたが健康な心で続けられるかどうかなのです。
【やるべきこと⑦】企業からの案件をしっかりこなす
インフルエンサーとして軌道に乗ってくると、企業から「ぜひわが社の製品をPRしてください」と依頼を受け、SNSなどで製品を紹介する仕事をもらうことがあります。これは「インフルエンサーマーケティング」と呼ばれる手法で、企業のマーケティング戦略の一環として広く利用されています。
特に成功しているインフルエンサーは、こうした企業からのPR依頼に対してプロとして全力で取り組んでいます。単に製品を紹介するだけでなく、まずブランドがその製品に込める想いや背景を深く理解した上で、実際に自分で製品を利用し、その使い心地や利便性、特長を徹底的に確認します。これにより、インフルエンサーは自分の言葉で製品を語り、その魅力をフォロワーに伝えることができるのです。
さらに、このように丁寧な仕事を行うことで、企業の売上アップに貢献するなどPRとしての成果も高くなります。その結果、企業からの評価も上がり、リピートで新たな依頼が舞い込むという好循環を生み出しています。
また、それだけではなく人気のあるインフルエンサーはフォロワーとの信頼関係を非常に大切にしています。フォロワーが求める情報を理解し、フォロワーに対して本当に価値のある情報を届けたいという想いから、それに応える形で製品を紹介しているため、自分の信念に反した商品をPRすることはありません。
この信頼関係があるからこそ、インフルエンサーのPRは効果的であり、フォロワーは紹介された製品を安心、かつ積極的に試してみようと思うのです。
インフルエンサーになりたい人がやってはいけないこと【6選】
前項では、インフルエンサーになりたい人がやるべきことをご紹介しました。しかし反対に、インフルエンサーとして活躍するにあたり、絶対にやってはいけないことも存在します。
本項ではインフルエンサーを目指す方や、すでに活動中の方にぜひ知っていただきたい「人気インフルエンサーが絶対しないこと」について解説をしていきます。
主な項目は以下の通りです。
- フォロワーを買わない
- 自分のブランドやあるべき姿を傷つけない
- フォロワーを裏切る行為をしない
- ビジネスで信頼を失う行為をしない
- ステルスマーケティングをしない
- 法律を破らない
詳しく解説をしていきます。
【やってはいけないこと①】フォロワーを買わない
「フォロワーを買う」とは、業者に対してお金を支払うことで、自分のアカウントにフォロワーを増やしてもらう方法です。一般的には「1フォロー〇〇円」といった形で取引が行われます。特にInstagramでは、フォロワー数が多いとユーザーからの印象が良くなるため、多くの企業や個人が手っ取り早くフォロワーを増やしたいという思いからフォロワーを買うという選択をする場合もあるのです。
しかし、自動生成されたアカウントからフォローされることでパッと見はフォロワー数が多いインフルエンサーのように見せかけることはできますが、実際にはフォロワー一覧を見るとすぐにそのアカウントが不自然であることが分かります。
中身が空っぽであることが判明すると、フォロワーを欺く行為をしているというネガティブなイメージを与えることになるので、フォロワーの購入は絶対にしないようにしましょう。
ちなみに、Instagramは人為的な手法でフォロワーを増やすことを禁止しています。
「いいね!」、フォロー、シェアを人為的に集めたり、同じコメントやコンテンツを繰り返し投稿したり、利用者の同意を得ずに商業目的で繰り返し連絡したりしないでください。スパムのない環境を維持しましょう。
引用元:コミュニティガイドライン | Instagramヘルプ(https://help.instagram.com/477434105621119)
「人為的」という表現はやや曖昧ですが、要するに、故意に人の手でフォロワーを集めることが禁止されているということを表しています。
ガイドラインに違反すると、アカウントが凍結されるリスクが高まります。つまり、アカウントが運用できなくなり、これまでの努力が無駄になる可能性があるのです。
【やってはいけないこと②】自分のブランドやあるべき姿を傷つけない
インフルエンサーにとって、企業からの依頼は喜ばしいものですが、ブランドや世界観と合わないと感じた場合は、ためらわずに断ることが大切です。この選択をすることで、自分自身、フォロワー、そして企業との信頼関係を守ることができます。
自分の価値観やスタイルを大切にしながら、次の点に留意しましょう。
- 依頼されたPR商品が自分のブランドや世界観に合っているか
- その商品をフォロワーに自信を持っておすすめできるか
例えば、勉強や資格に特化したインフルエンサーがゲームのPR案件を受けると、フォロワーからの信頼を失う可能性があります。同様に、ダイエットをテーマにしているインフルエンサーが高カロリー食品のPRを行うことも信頼を損なうリスクを伴います。
フォロワーは、自分が信頼しているインフルエンサーの推薦に価値を見出しているため、そのインフルエンサーが自分のスタイルに合わない商品をPRすると、疑念を抱き、最悪の場合フォローを外してしまうこともあります。
また、企業との関係においても、長期的な信頼を築けるかどうかを考えて仕事を受ける必要があります。ブランドに合わない案件を受けたとしても一時的な利益は得られるかもしれませんが、結果的にはブランド価値を損ない、将来的に質の高い依頼が減少する可能性があります。
企業案件を選ぶ際には、長期的な視点で自分のブランドを管理し、価値観やスタイルに合った仕事を選ぶことが大切です。そうすることで、ブランドの一貫性を保ち、フォロワーからの信頼を維持することができます。ブランドにフィットしない仕事を断ることで、結果的に信頼されるインフルエンサーとして成長し、持続的な成功を手に入れることができるでしょう。
【やってはいけないこと③】フォロワーを裏切る行為をしない
フォロワーは、インフルエンサーの人柄やキャラクター、ブランドに好感を抱いてフォローしています。そのため、フォロワーはインフルエンサーが自分らしさを保ち続けることを前提としています。インフルエンサーでいる限りはフォロワーの信頼を裏切る行為は絶対にしないようにしましょう。
ここでの裏切りとは、ウソをつかず、あなたらしく誠実に情報発信を行うことを意味します。また、フォロワーの信頼を失うような行為や裏切りにつながるような振る舞いも避けるべきです。
人気のあるインフルエンサーは、自分の振る舞いやコミュニケーションを通じて、フォロワーを裏切らないよう心がけています。もし、インフルエンサーとしてのあり方に悩んでいるのであれば、原点に立ち返り、なぜ情報発信を始めたのかを再確認しましょう。
【やってはいけないこと④】ビジネスで信頼を失う行為をしない
企業からのPR依頼がある時のことを考えて、最低限のビジネスマナーは守れるようにしておきましょう。企業との協力関係が成り立つためには、連絡を無視したり、期限を守らなかったり、製品を適当に紹介することはもちろん厳禁です。プロ意識を持って取り組みましょう。
人気のインフルエンサーでも、ビジネスパートナーとして信頼できない場合、後の依頼や推薦がなくなる可能性があります。フォロワーの信頼と同じように、企業との信頼も大切にしましょう。
企業との信頼関係を築ければ、短髪の仕事の先に継続的な仕事や憧れのブランドとのコラボの機会があるかもしれません。ビジネスマナーを身につけて、自分自身のチャンスを失わないようにしましょう。
反対に、企業担当者のビジネスマナーが不足している場合やモラルが低い場合は、その企業からの依頼をお断りしても問題ありません。自分の心を大切にするために、心地よく仕事ができるパートナーを選ぶことも大切です。
【やってはいけないこと⑤】ステルスマーケティングをしない
ステマ(ステルスマーケティング)とは、企業から報酬を受け取りながら、そのことを隠して「偶然見つけた」と装い製品を宣伝する行為です。この手法は、フォロワーや消費者を誤解させるもので、2023年10月から日本で禁止されています。
罰則は主に企業に科されますが、ステマはインフルエンサーの信頼性にも大きな影響を与えます。発覚すれば炎上し、フォロワーや社会からの信用を失うリスクがあります。
もし企業がステマを求めてきた場合は、「PRであることを明示します」と伝え、企業がそれを拒否する場合は案件事態を断るようにしましょう。
長期的なブランドの成長には誠実な対応が必要です。インフルエンサーとして活動するなら、この点をしっかりと理解し守りましょう。
【やってはいけないこと⑥】法律を破らない
ステマ行為に対する罰則はインフルエンサー個人には適用されませんが、その他の法律には規制の対象になることがあります。
特に注意すべきは、「薬機法」と呼ばれる法律で、化粧品、サプリメント、健康食品、医療行為、エステに関する表現が規制されています。たとえば、「〇〇に効く」「〇〇が治る」という表現は使用できません。インフルエンサーになる場合、このくらいの知識は持っておくようにしましょう。
また、「景表法」にも注意が必要です。誇大広告や、「今だけ安い」と言いつつ普段と同じ値段で販売する行為など、消費者に誤った情報を与える行為を避けなければなりません。
インフルエンサーになるための8ステップ
本記事ではインフルエンサーになるためのステップを紹介します。始め方がわからない方は以下でご紹介する項目を実践すれば、インフルエンサーとしてのスタートを切ることができるでしょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。
- ステップ1:発信するジャンルを決める
- ステップ2:発信するSNSを決める
- ステップ3:ロールモデルを見つけて参考にする
- ステップ4:コンセプトを設定する
- ステップ5:プロフィールを設計する
- ステップ6:フォロワーが興味を持つような投稿をする
- ステップ7:投稿を分析し、内容を改善する
- ステップ8:企業案件を受注する
詳しく解説をしていきます。
ステップ1:発信ジャンルを決める
インフルエンサーを目指すためには、まず発信するジャンルをしっかりと決めることが大切です。主に以下の項目を意識してジャンルを選びましょう。
- ユーザーが興味を持ちそうな有益な情報かどうか
- 自分の経験や需要がありそうなジャンルかどうか
- 継続して発信しやすいジャンルかどうか
インフルエンサーと聞くと、日常を発信しているイメージが強いですが、一般人がいきなりそのスタイルで始めてもその投稿を誰かに注目してもらったり、支持をしてもらうのはなかなか難しいです。日常の発信は、すでにファンがいる芸能人や人気のインフルエンサーなどに向いている方法なので、一般の方はまず、有益な情報を発信することから始めることが効果的でしょう。
たとえば、一軒家を建てた経験があるなら、こだわった間取りや気をつけるべきポイント・後悔したポイントなど、自身が体験してきたことをもとに情報を発信することで、ユーザーに寄り添った内容となり効果的です。
また、情報を発信する際には、専門用語を避け、誰でも理解できるように簡単な言葉で説明することが大切です。その分野に詳しい人は、つい専門用語を使いがちですがそれではユーザーが置いてきぼりになってしまいます。
発信するジャンルは、SNS運用の成功を左右する重要な要素です。ここがしっかりと決まらないと、良い結果を出すのは難しいでしょう。自分が得意とすることや好きなことをベースに、発信ジャンルを選んでみてくださいね。
ステップ2:発信するSNSを決める
次に情報を発信するSNSを決めましょう。誰に届けたいか・どんなジャンルを発信するかによって選ぶべきSNSは変わってきます。自分のターゲットと一致するプラットフォームを選ぶことが重要です。
例えば、料理系インフルエンサーになろうとする場合、YouTubeをメインのSNSにして長尺の動画を発信し、インスタグラムやTikTokでは切り抜き動画を上げていくなど、SNSによって使い分けることで多くのユーザーの目に留まる仕組みを作ります。
ファッション系インフルエンサーになる場合は、主にインスタグラムでコーディネートを紹介し、ある程度コーディネートが溜まるとYouTubeなどで30日間着回しコーデ動画や新作開封動画などを発信してみるといいかもしれませんね。
自分が発信するコンテンツに適したSNSを選びましょう。
※どのSNSを選ぶにしても、自分自身のブランドイメージを一貫して保つことは大切です。複数のSNSを使う場合でも、プロフィールや発信内容のトーン、ビジュアルのスタイルを統一することで、フォロワーに信頼感を与えることができます。
ステップ3:ロールモデルを見つけて参考にする
ジャンルと発信するSNSが決まったら、その分野で成果を上げている人を見つけ、ロールモデル(参考)に設定しましょう。
インフルエンサーとして成功するには、ユーザーが求める情報を提供する必要があります。思いつきで発信しても効果は期待できないため、ユーザーが求める情報をロールモデルのアカウントから学ぶことにとって効率よく情報を集めることができるのです。
もちろん、すべてを模倣するとオリジナリティが欠け、二番煎じとして埋もれてしまいます。しかし、ロールモデルの内容に自分のオリジナリティや独自の視点を加えることで、より効果的な発信ができるようになります。
ロールモデルの数は1つだけでは発信内容に偏りが生じやすく、逆に多すぎると参考にするアカウントが分散してしまうため、フォロワーが1万人以上のアカウントを3つほど見つけるのが理想的です。
バズった投稿や見やすいデザインには必ず理由があるので、その要因を感覚的に掴むことで、インフルエンサーとして大きく成長できるでしょう。
ステップ4:ブランドイメージやコンセプトを設定する
次に、SNSを運用していくにあたってのブランドイメージやコンセプトを決めましょう。インフルエンサーとしてSNSでの発信を成功させるためには、あらかじめ設定したブランドイメージやコンセプトに沿って運用することで、効率的にアカウントを成長させることができます。
コンセプトとは、発信の基盤となる考え方やテーマのことです。たとえば、料理系インフルエンサーの場合、「時短料理のプロ」や「作り置きのプロ」などがコンセプトにあたります。
コンセプトを軸に運用すると、発信内容に一貫性が保たれ、投稿に迷いが生じにくくなります。結果として、ユーザーから信頼されるアカウントになり、競合との差別化にもつながります。さらに、コンセプトが明確であれば、投稿の質が向上し、売上などの成果にもつながりやすくなります。
ステップ5:プロフィールを設計する
これまでのステップを踏まえ、ユーザーに興味を持ってもらえるようなプロフィールを設計しましょう。ユーザーがアカウントをフォローする際の流れは次のようになります。
- 投稿をチェック
- プロフィールを確認
- フォローする
この流れからも分かるように、どれだけ有益な投稿をしていても、プロフィールが魅力的でなければフォローにはつながりません。反対に、引きつけるプロフィールを持っていれば、フォロワーは増加し、インフルエンサーとしてより大きな影響力を持つことができるでしょう。
プロフィールはSNSによってさまざまな要素が含まれているため、それぞれを整えることが大切です。
ステップ6:フォロワーが興味を持つような投稿をする
プロフィール設計が完了したら、いよいよ投稿を始める段階です。しかし、ただ投稿すれば良いわけではなく、ユーザーの悩みを解決するコンテンツや興味のあるコンテンツを意識的に作成することが大切です。
投稿を作る際には、アルゴリズムを考慮した運用や、目を引く画像のデザインなど、取り組むべきポイントが多くあります。投稿を行う中で、常により良いコンテンツを提供できるよう、情報収集や分析をし続け、改良を重ねていくことが大切です。
ステップ7:投稿を分析し、内容を改善する
投稿後は、「どのコンテンツが人気を集めたか」「どの内容の反応が悪かったか」をしっかり分析し、次の投稿で改善を活かすということが大切です。
投稿して終わりでは、なぜフォロワーが増えたのか、または増えなかったのかがわからず、「何となくバズった」という風にしか情報を得ることができないため、アカウントの成長に繋がりません。
- フォロワーの増加数
- 保存率
- リーチ数
- ホーム率
- プロフィール遷移率
- フォロワー転換率
発信するSNSにもよりますが、上記のような数値を分析し、記録することが重要です。特に保存率とホーム率はアルゴリズムに大きく影響するため、重点的にチェックしましょう。保存率は2〜3%、ホーム率は40〜50%が目安です。
ステップ8:企業案件を受注する
ある程度投稿を重ねることでフォロワーが増えてきたと感じる場合は、PR案件受注のステップに進みましょう!インフルエンサーとしての主な収入源はPR案件になるため、積極的に取り組むことをおすすめします。
基本的にPR案件は企業から依頼が来ることがほとんどですが、依頼を待つだけでなく、自ら営業をかけることもおすすめです。
営業方法は以下の通りです。
- PR会社への登録
- インフルエンサーマッチングサイトへの登録
- 企業への直接営業
企業からのスカウトを待つだけでは仕事がなかなか得られない場合もあるので、自分からアプローチしていきましょう。
インフルエンサーになることにはリスクもある!
前項ではインフルエンサーになるためのHow toをお伝えしていましたが、インフルエンサーになるには同時にいくつかのリスクがあるということを理解しておいてください。人気を得る反面、精神的に負担がかかることもあります。インフルエンサーとして活動する際に直面する主なリスクは以下のようなものがあります。
- プライバシーの侵害
- アンチコメントによる精神的なダメージ
- 仕事とプライベートの境界が曖昧になること
- 収入の不安定さ
これらのリスクを事前に把握し、活動を始める前によく考えて対策を立てておくと安心してインフルエンサーの仕事に集中することができます。以下に詳しく解説していきます。
プライバシーの侵害
インフルエンサーになると、一般的な職業よりもプライバシーが侵害されるリスクが増えます。
意図をしていなくても、写真の写り込みや発信した情報などから住んでいる地域や行動範囲が特定されてしまい、自宅や恋人などの個人情報が漏れることがあるのです。最悪の場合、ストーカー被害などの嫌がらせを受ける可能性もあります。
特に、フリーで活動している場合は対策が不十分なことが多いため、より一層の注意をしなくてはいけません。
アンチコメントによる精神的なダメージ
インフルエンサーとして活動をすると、多くの人々から注目され支持を受ける一方で、厳しい意見や否定的なコメント、いわゆるアンチコメントが来る場合もあります。
特に、人気が高まれば高まるほど、その反動として批判や攻撃的なコメントを受けるリスクが増していきます、さらにアンチコメントは時に辛辣で個人的な攻撃にまで及ぶことがあります。その結果、インフルエンサーの自己評価や精神的な健康に直接的な影響を与え、自己疑念や不安、ストレスを引き起こします。特に、ソーシャルメディアは24時間開かれた場であるため、批判的な声が絶え間なく届くことで、休む暇もなく精神的に追い詰められることもあります。
多くのインフルエンサーは、アンチコメントに対して無視する、あるいはブロックするなどの対処をしますが、これだけでは心の負担を完全に軽減するのは難しいですよね。そこで、自己肯定感を強く持ったり、ポジティブなコメントに注目して心のバランスを保ったり、傷つかずに一部の厳しい意見として受け取ったりすることによって自分の心を守りながら前向きに活動を続けるようにしましょう。
応援してくれるファンの声に支えられながら前進する力を身につけていくことが成功だけでなくあなたの心の安定に繋がります。
仕事とプライベートの境界が曖昧になること
インフルエンサーとして活動すると、仕事とプライベートの境界があいまいになることがあります。
インフルエンサーの仕事は、オフィスに限らず、自宅やカフェ、さらには外出先など、どこでも行えるという特性があります。加えて、SNSの更新やファンとの交流、ブランドとの連絡など、仕事の時間が明確に区切られていないことが多いですよね。
このように、仕事が常に生活の中に入り込んでいる状況では、次第に「仕事モード」と「プライベートモード」の境界が曖昧になり、心身の休息が取りづらくなります。
もし境界があいまいになることにストレスを感じるなら、明確なスケジュールを作成してみたり、仕事専用のスペースを作ってみたり、一定の時間デバイスから離れるデジタルデトックスを実施してみるなどで対策を講じましょう。
逆に、仕事とプライベートの境界が曖昧であることは、インフルエンサーとしての活動にプラスに働く場合もあります。プライベートな時間に得たインスピレーションやアイデアが、そのまま仕事のコンテンツとして活かされることがあるからです。
このように、境界の曖昧さをポジティブに捉え、新しいアイデアを得るチャンスとして活用することが、インフルエンサーとしての活動を豊かにする一つの方法です。
収入の不安定さとそれに伴うリスク
インフルエンサーとして活動する上で、収入の不安定さは大きな課題になります。
インフルエンサーの収入源は主にスポンサーシップ、広告収入、商品販売、イベント出演などですが、これらの収益はフォロワー数やエンゲージメント率、さらには市場のトレンドに大きく左右されます。そのため、収入が一定せず、基本的には波があります。
また、インフルエンサーはフリーランスとして働くことが多いため、収入が安定しないとローンやクレジットカードの審査が通りにくくなる、医療保険や年金の負担が重くなるといった経済的な不安も生じます。
インフルエンサーになりたい方へのおすすめツール
前項ではインフルエンサーになるための心算やリスクなどについて解説を行いました。
本項では、実際にインフルエンサーになりたい方におすすめできるツールを紹介していきます。どれも使えるものばかりなのでぜひ参考にしてみてくださいね。
Google Trends:トレンド探しにおすすめ
Googleトレンドを使えば、「料理」など特定のキーワードに関連するサジェストの検索状況を確認できます。
Googleトレンドは、Googleが提供する無料のツールで、GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスと同様に利用できます。アカウント登録は不要で、リアルタイムで大量のデータを参照できるため、正確かつ最新の情報を得ることが可能です。
また、Googleトレンドでは、2004年から現在に至るまでのデータが集積されており、「過去30日間」や「過去5年間」など、特定の期間や自分で設定した期間でのデータ分析ができます。
キーワードの人気度を分析することで、「世の中の注目のタイミング」や「注目度のトレンド」を把握できるGoogleトレンドは、記事制作の方針を決定する際に非常に役立つツールです。
EdrawMind:企画におすすめ
企画を考える際におすすめなのが、EdrawMind(エドラマインド)というマインドマップ作成ツールです。アイディアを整理する際に、単なるメモ帳とは異なり、色や画像を使って視覚的に表現することができます。また、作成したマインドマップをPowerPointのスライドのようにまとめることも可能です。さらに、チームでの共有機能も備えており、離れたメンバーとも簡単に情報を共有できます。
12種類のレイアウトテンプレートもあるので、初心者の方でもパワポ感覚でマップの作成ができるのでおすすめです。
無料版でもマインドマップの作成数は無制限ですので、一度試してみてはいかがでしょうか?
Youtubeアナリティクス:Youtubeの解析におすすめ
YouTubeアナリティクスは、自分のチャンネルに投稿した動画やチャンネル全体の再生回数、視聴者数、視聴者の属性などを分析できるツールです。
YouTubeアナリティクスを使うことで、動画単位やチャンネル全体で「どんなユーザーが、いつ、どこからアクセスし、どのくらいの時間視聴しているのか」を把握できるため、YouTubeを運営しているインフルエンサーにとって非常に有用です。
このデータを基に、動画のサムネイルや内容などのクリエイティブ面の改善を検討することもできますし、自分のチャンネルがよく視聴される時間帯を把握することで、動画投稿のタイミングを最適化することもできます。
【よくあるご質問】インフルエンサーになりたい人が気になること
最後に、インフルエンサーを目指す人たちからよく寄せられる質問をご紹介します。
これらの疑問や悩みは、インフルエンサーを目指す多くの人が抱えているものですので、あなたにとっても当てはまる可能性があるかもしれません。
以下に、よくある質問をまとめました。
- インフルエンサーは稼げますか?
- 顔出しせずにインフルエンサーになることは可能ですか?
- 男性ですが、インフルエンサーになれますか?どうすればよいですか?
以下に回答をしていきます。
インフルエンサーは稼げますか?
インフルエンサーとして稼ぐことは可能ですが、その収入はさまざまな要素に依存しており、インフルエンサーのみで食べていける方はごく一部です。
インフルエンサーの収入は、フォロワー数やエンゲージメント率、発信する内容のジャンルなどによって大きく変わります。収益源としては、スポンサー、広告収入、アフィリエイトマーケティング、自身のブランドや商品販売などが一般的です。
特にフォロワーが多く、影響力の大きいインフルエンサーになればなるほど、収入も高くなるでしょう。
収入が不安定になることもあるため、軌道に乗るまでは複数の収益源を持つことや、長期的な視点で活動を続けることをおすすめします。
顔出しせずにインフルエンサーになることは可能ですか?
顔出しなしでもインフルエンサーになることは可能です。ただし、顔出ししない場合に適したインフルエンサーの種類には限りがあります。
以下のようなインフルエンサーなら、顔を出さずに安心して活動できます。
インスタグラマー
商品写真やテキスト画像の投稿が中心であるため、顔出しの必要はありません。
ライバーやYouTuber
映像として活動する場合でも、マスクやお面で顔を隠したり、声のみやバーチャルキャラクターを使った配信が可能です。
これらの方法を活用すれば、顔出しを避けつつインフルエンサーとして活動できるので、顔を公開することに不安を感じる必要はありません。
男性ですが、インフルエンサーになれますか?どうすればよいですか?
結論、男性でもインフルエンサーになることができます。
性別問わずインフルエンサーになることは可能ですが、男性のインフルエンサーに特に多いのは、ファッション系・料理系・情報発信系・グルメ系・旅行系のインフルエンサーなどです。
性別・年齢関係なく、インフルエンサーになるには、まず自分の得意分野や興味を見つけ、独自のコンテンツを発信しましょう。継続的に投稿し、フォロワーとの交流を大切にすることが重要です。また、自分のブランドイメージを確立し、誠実で透明な姿勢を保つことで、信頼されるインフルエンサーになれます。
自分らしいスタイルでインフルエンサーになろう
インフルエンサーとして成功するためには、価値ある情報を提供し信頼性を築くだけでなく、フォロワーとの関係を大切にすることが不可欠です。この記事で紹介したポイントを参考にしながら、自分自身の強みを活かし、継続的な努力を惜しまない姿勢で挑戦してみてください。あなたの独自の声や視点が、多くの人々に影響を与える日もきっと近いはずです!
最終的には、自分らしいスタイルでフォロワーとの絆を深めることが、インフルエンサーとしての成功につながります。ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね!