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インフルエンサーマーケティング会社に依頼するメリットや費用相場、会社一覧を紹介

インフルエンサーマーケティング市場は急成長しており、現代の広告戦略の中でも特に注目されています。しかし、「インフルエンサー」や「インフルエンサーマーケティング」といった言葉が一般的になったのは最近のことで、具体的な内容や効果について理解が不十分な方も多いのではないでしょうか。

SNSを活用したインフルエンサーとのコラボレーションは、今や商品・サービスのPRに欠かせない手法となっています。ただし、効果的なマーケティングを実現するためには、自社に合ったインフルエンサーマーケティング会社を選ぶことが重要です。

この記事では、インフルエンサーマーケティング会社に依頼するメリットや注意点、費用相場、選定のポイント、さらにおすすめの企業リストと成功事例を詳しくご紹介します。インフルエンサーマーケティングを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

Contents

インフルエンサーマーケティング会社とは?

ここでは、インフルエンサーマーケティングの概要や市場の推移、インフルエンサーマーケティング会社について詳しく解説します。

1.そもそもインフルエンサーマーケティングとは?

インフルエンサーマーケティングとは、SNSのフォロワーが多いといったように、主にSNS上で大きな影響力を持つ「インフルエンサー」に自社商品・サービスを宣伝、利用してもらうことで、認知拡大や購買行動に結びつけるマーケティング手法です。

Web広告やSNS広告など、企業側が一方的に商品・サービスをPRするマーケティング手法に比べ、インフルエンサーの口コミや実体験をもとにしたPRをすることができるため、非常に共感性が高く、訴求力のあるマーケティング手法として注目を集めています。

インフルエンサーマーケティングでは、フォロワー100万人以上のインフルエンサー(メガインフルエンサー)に依頼することで大きな効果が得られることはもちろん、フォロワー数千人のインフルエンサー(ナノインフルエンサー)であってもコメント数やいいね数の割合が高ければ大きな効果が見込めるため、費用感に合わせたPRができることも大きなメリットです。

2.インフルエンサーマーケティングの市場は伸びる?

結論から申し上げますと、インフルエンサーマーケティングの市場は現在に至るまで右肩上がりで推移を続けており、今後も伸び続けると予想されています。

ソーシャルメディアマーケティングやインフルエンサーサービスなどを提供する「株式会社サイバー・バズ」と、デジタル領域に特化したリサーチを行っている「株式会社デジタルインファクト」が共同で2022年度の国内のソーシャルメディアマーケティングの市場動向について調査を行いました。

以下で、ソーシャルメディアとインフルエンサーマーケティングのそれぞれの市場規模の推計・予測について詳しく解説します。

ソーシャルメディアの市場規模の推計・予測

「出典:サイバー・バズ/デジタルインファクト調べ」

近年のインターネットの消費行動においてはソーシャルメディア(SNS)の影響力が大きく、なかでもZ世代を中心とした若年層の購買行動として、ソーシャルメディアでの動画視聴やサービス内検索によって商品・サービスを認知することで購買に至るケースが非常に多くみられています。

そのため、Webマーケティングの施策のひとつとしてソーシャルメディアを活用する企業が増加したことで、SNS広告や自社SNSアカウントの運用など、見込み顧客に対するアプローチを積極的に行っていることもあり、ソーシャルメディアマーケティングの市場規模は増加し続けているのです。

このような結果から、2020年からソーシャルメディアマーケティング市場の規模は2027年まで増加する予測がされており、2023年の市場規模は前年比117%である1兆899億円の市場規模という予測が立てられました。

また、ソーシャルメディアマーケティングの市場規模は年々拡大する予想がされており、2027年には1兆8,868円にまで拡大すると予想されているほど、いま注目度の高い市場なのです。

2023年度のソーシャルメディアの市場の内訳は以下の通りとなっています。

  • ソーシャルメディア広告:9,724億円(89.2%)
  • インフルエンサーマーケティング:741億円(6.8%)
  • 企業のSNSアカウント運用支援:261億円(2.4%)
  • 分析ツール:80億円(0.7%)
  • キャンペーンプランニング・コンサルティング:92億円(0.8%)

このように、ソーシャルメディア広告が市場の大部分を占めている結果となりましたが、次いで2番目に多い割合となっているインフルエンサーマーケティングにも注目が集まっています。

インフルエンサーマーケティングの市場規模の推計・予測

「出典:サイバー・バズ/デジタルインファクト調べ」

TikTokやInstagram、YouTubeでの個人の発信力に力が付いてきた近年のソーシャルメディアでは、まったく無名のユーザーのフォロワーが急増して”インフルエンサー”として活動するケースは珍しくありません。

インフルエンサーを急増させるきっかけとなったのは間違いなくTikTokの存在で、独自のアルゴリズムや、フィルターや加工の多さから”顔出し”をするハードルを極限まで下げたショート動画を作成できることから、高校生を中心にユーザーを急増させ、いまではインフルエンサーの”登竜門”とも言えるほどの影響力を持っています。

実際に、YouTubeやInstagramにおいてはチャンネル登録者やフォロワーを急増させることが難しいことから新規参入者が大きな影響力を持つことが難しい状況がありましたが、TikTokでは1日でフォロワーが急増することも珍しくなく、TikTokで影響力を持ったユーザーがYouTubeやInstagramに誘導してファンを増やすという行動も定番化しています。

たとえば、まったくの無名からTikTokで動画投稿を始めて、いまでは日本でのYouTubeチャンネル登録者数ランキング1位となっている3390万人のチャンネル登録者を誇る「Junya.じゅんや」はTikTokを活用した成功例と言えるでしょう。

また、TikTokでショート動画が大流行したことをきっかけにしてYouTubeにおいても「YouTubeショート」や「Instagramのリール動画」といったショート動画をメインとしたサービスが開始され、TikTokとYouTubeショート、Instagramのリール動画を同時並行で行うユーザーも増えてきています。

このような動向から、今後のインフルエンサーマーケティングではTikTok・YouTube・Instagramが大部分を占めると予想されているのです。

3.インフルエンサーマーケティング会社とは?

インフルエンサーマーケティング会社とは、その名の通りインフルエンサーを活用したマーケティングを提供する会社です。

インフルエンサーのキャスティングや検索、管理、効果測定までを請け負ってくれることが一般的となっています。

とはいえ、インフルエンサーマーケティング会社にもいくつかの種類があるため、インフルエンサーマーケティングを完結できる企業もあれば、インフルエンサーの選定に重きを置いている企業もあります。

そのため、行いたいインフルエンサーマーケティングによってサービス内容をチェックすることも大切です。

インフルエンサーマーケティング会社の種類

インフルエンサーマーケティング会社は以下のような種類に分類することができます。

  • 総合ディレクションタイプ
  • マッチング特化タイプ
  • インフルエンサー選定特化タイプ

それぞれの種類について、以下で詳しく解説します。

1.総合ディレクションタイプ

総合ディレクションタイプは、インフルエンサー選定からキャスティング、運用管理、効果分析まで、インフルエンサーマーケティングの一連の流れをすべて完結できるタイプのサービスです。

一般的にはインフルエンサーマーケティングに精通したコンサルタントが付くケースが多いため、インフルエンサーマーケティングを始めて利用するという方や、自社でのリソースが足りていない方にもオススメです。

2.マッチング特化タイプ

マッチング特化タイプは、インフルエンサーが数多く登録しているプラットフォームにアクセスして自社のPRを依頼したいインフルエンサーを見つけてマッチングする仕組みのサービスです。

プラットフォームに登録しているインフルエンサーから選定できるため、リサーチにかかるリソースを削減することができるだけでなく、複数のインフルエンサーを選定することができます。

インフルエンサーと企業をマッチングするプラットフォームは数多く存在しますが、提供する会社によって登録できるインフルエンサーのフォロワー数などの審査基準が異なるため注意が必要です。

3.インフルエンサー選定特化タイプ

インフルエンサー選定特化型タイプは、自社の商品・サービスのPR内容にマッチしたインフルエンサーを選定してもらうサービスです。

インフルエンサーマーケティングの効果を実感できないという場合は、インフルエンサー選びが正しく行えていない可能性があるため、SNSのエンゲージメントや過去の案件実績などの合理的なデータに基づいたインフルエンサー選びをすることで効果的なインフルエンサーマーケティングが行えるようになります。

インフルエンサーを選定してもらうためには、ある程度ジャンルが決まっている必要があるため、事前にPR内容についてある程度固めておくことが大切です。

インフルエンサーマーケティング会社に依頼するメリット

インフルエンサーマーケティング会社に依頼するメリットは以下の通りです。

  1. ジャンルに特化したインフルエンサーを探せる
  2. 広告の効果測定を行える
  3. リソースを削減できる
  4. いい意味で広告らしさを無くせる
  5. インフルエンサーを探しやすくなる

それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。

1.ジャンルに特化したインフルエンサーを探せる

インフルエンサーマーケティングを成功させるためには、自社商品・サービスとマッチするインフルエンサーにPR案件を依頼することが大切です。

とはいえ、インフルエンサーによってジャンルが異なり、美容系インフルエンサーも入れば、ビジネス系インフルエンサーもいるため、自社商品・サービスにマッチしたインフルエンサーを一から探すのは非常に大変な作業となります。

インフルエンサーマーケティング会社では、得意ジャンルやフォロワーの属性などから効果的なPRを打ち出せるインフルエンサーを選定することができるため、訴求力の高い効果的な広告を出すことができるのです。

2.広告の効果測定を行える

 

従来の広告では、広告経由で商品を認知・購入してもらったことを把握することが非常に難しかったですが、インフルエンサーマーケティングでは「いいね」や「シェア」、「Webサイトへの遷移率」、「商品購入数」、「クーポン利用率」などから効果測定がしやすいことも大きなメリットです。

たとえば、駅中広告や雑誌広告の場合、効果測定するためには実際に購入してくれた顧客からアンケートを取る方法が一般的ですが、すべての顧客がアンケートに回答してくれるわけではないため、効果測定がしにくくなります。

一方で、インフルエンサーマーケティングをInstagramで行う場合、インフルエンサーごとに異なるクーポンコードを発行して投稿に記載することで、インフルエンサーから購入してもらった商品を把握することもできますし、個別のURLを発行することでECサイト遷移率や購入率を把握することができるのです。

このように、インフルエンサーマーケティングは非常に効果測定がしやすいため、今後の改善やマーケティング戦略を練りやすいということも大きなメリットとなります。

3.リソースを削減できる

インフルエンサーマーケティングを成功させるためには、インフルエンサーの選定から交渉、企画、提案、施策の打ち出し、効果測定、エンゲージメント解析、ツールの活用など、さまざまな作業が必要となるため、多くのリソースが必要となります。

また、インフルエンサーマーケティングについて社内に知識や経験が蓄積されていないと、いちから環境を構築する必要があるため、時間や人材のリソースが足りなくなってしまうことも多いでしょう。

しかし、インフルエンサーマーケティング会社に依頼することで、インフルエンサーマーケティングに関するほとんどの作業を依頼することができるため、実際に社内で必要なリソースはPDCAサイクルを回すなどの改善作業となります。

先ほどもお伝えしたとおり、インフルエンサーマーケティング会社にはサポートの種類はさまざまですので、ある程度のリソースが必要なこともありますが、ディレクション型のインフルエンサーマーケティング会社に依頼することでリソースを削減することができるのです。

4.いい意味で広告らしさを無くせる

インターネット上で多く見られる広告としては、Webサイトに表示される「Web広告」や、SNSで表示される「SNS広告」、YouTubeなどで流れる「動画広告」など、さまざまな場面で広告が表示されますが、いずれの広告も若い世代を中心に”うっとおしい”や”邪魔”、”しつこい”などのネガティブなイメージを持っていることが多いです。

実際に「一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会(JIAA)」がインターネット広告についての調査によると、インターネット広告についてのイメージは以下の表の通りとなっています。

不快・しつこい 邪魔・鬱陶しい 怪しい・いかがわしい
PCでのWeb広告 31.3 35.6 13.8
タブレットでのWeb広告 28.7 33.2 14.2
スマホでのWeb広告 30.6 37.8 14.6
テレビCM 12.1 16.2 2.4
ラジオCM 8.0 11.5 2.2
新聞広告 5.2 8.8 2.9
雑誌広告 5.2 10.3 5.1

このように、PC・タブレット・スマホで表示されるインターネット広告についてネガティブなイメージを持っているユーザーが多いことに対し、テレビCMや雑誌広告などの広告についてはネガティブなイメージを持っていることが少ない結果となりました。

この結果を踏まえると、インターネット広告に嫌悪感を感じる主な原因として強制的に閲覧しなければならないからという理由が大きな要因となっていることがわかります。

たとえば、Webページに表示される広告や、YouTubeに表示される動画広告は、ユーザーは閲覧しなければ必要なコンテンツを見ることができないため、強制的に広告を見る必要があります。

一方で、テレビCMや雑誌広告などは見なくても必要なコンテンツを見ることができるため、見たくない人は見ないという選択ができるのです。

また、インターネットでの行動を追跡されて表示される「追跡型広告」によって個人情報が抜き取られてプライバシーの侵害につながるのではないかという不安を持っているユーザーも多くいる状況です。

そのため、広告が表示されないように「Brave」といった広告が表示されないブラウザを利用したり、「広告ブロッカー」で広告をブロックしているユーザーも増えてきています。

このように、強制的に”広告”として表示されることやプライバシーが侵害される不安に対して嫌悪感を抱いているユーザーが多いため、インフルエンサーマーケティングのように”広告らしさ”を無くしたPRは現代のマーケティングにおいて非常に効果的だといえるのです。

(参照:一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会(JIAA)「「2019年インターネット広告に関するユーザー意識調査」調査結果」

5.インフルエンサーを探しやすくなる

インフルエンサーマーケティングを行うためにはインフルエンサーのキャスティングは必要不可欠ですが、企業が直接ダイレクトメッセージ(DM)や投稿へのコメントでコンタクトを取ろうとした場合、インフルエンサーからの返信率はかなり低くなってしまいます。

というのも、最近ではインフルエンサーを狙った悪質な業者が増えているため、インフルエンサーとしても知らない企業からの連絡のすべてを信じ切ることができないからです。

もちろん、ネームバリューがある企業だったり、フォロワー数が多く信頼できる企業であれば返信してもらうことも可能ですが、SNS運用をしていない企業やスタートアップ企業のような企業の場合、インフルエンサーを直接キャスティングするのはかなり難しい作業となってしまいます。

そのため、インフルエンサーマーケティング会社を挟んで依頼することで、インフルエンサーにも安心して案件を引き受けてもらう必要があるのです。

インフルエンサーマーケティング会社に依頼する注意点

インフルエンサーマーケティング会社に依頼する注意点は以下の通りです。

  1. ステルスマーケティングには細心の注意を払う
  2. 複数の仲介会社が関与してないことを確認する
  3. 炎上する可能性がある

それぞれの注意点について、以下で詳しく解説します。

1.ステルスマーケティングには細心の注意を払う

ステルスマーケティング(通称:ステマ)とは、広告であるにも関わらず「広告」や「PR」、「ad」などの広告であることを伝える表記をせずに広告を出稿することを指します。

数年前まではステルスマーケティングを厳しく取り締まる法律は存在しなかったため、広告表記を意図的にしない広告も存在しましたが、悪質な”広告隠し”をすることで消費者に不利益が生まれるということが問題視され、2023年10月1日からステルスマーケティングは「景品表示法違反」として厳しく罰せられるようになりました。

ここで注意したいことは、インフルエンサーマーケティングにおいてステルスマーケティングを行った場合、景品表示法違反で罰せられるのは、広告を出稿する事業者のみであり、実際に広告である投稿をしたインフルエンサーは罰せられないということです。

たとえば、化粧品会社がインフルエンサーに商品をPRする投稿を金銭を支払って依頼した場合、「必ずRP表記をしてください」と伝えたとしても、インフルエンサーが広告表記を忘れてしまった場合、景品表示法違反によって罰せられるのは化粧品会社のみとなります。

このように、ステルスマーケティングによるリスクは広告主だけにあるため、社会人経験のないインフルエンサーや個人のインフルエンサーに依頼する場合は、とくにステルスマーケティングをしないように管理する必要があるのです。

ステルスマーケティングをすることは「不当景品類及び不当表示防止法」第5条に違反することになるため、消費者庁が再発防止を求める措置命令を出すとともに、広告を依頼した事業者名を公表するという罰則が課せられます。

また、この措置命令に従わない場合、2年以下の懲役または300万円以下の罰金または両方が課せられるという非常に重い罰則が設定されているのです。

このように、ステルスマーケティングを行ってしまっただけで金銭的な損害はもちろん、社名が公表されるため、企業イメージのダウンや信頼を損なってしまう可能性があります。

2.複数の仲介会社が関与してないことを確認する

インフルエンサーマーケティング会社の形態はさまざまですが、中にはインフルエンサーは広告主の間に複数の仲介会社が関与していることもあります。

複数の仲介会社が関与しているインフルエンサーマーケティング会社の場合、仲介手数料が多くかかってしまったり、インフルエンサーとのコミュニケーションが取りにくいなどのデメリットが生じてしまいます。

なかでもインフルエンサーとも距離が遠い場合、本来はオススメしたくない商品をPRする可能性もありますし、商品の強みを正しく伝えることも難しくなってしまうため、効果的なPRが打ち出せないこともあるでしょう。

このように、インフルエンサーとの距離が遠いとトラブルが発生しやすいため、インフルエンサーマーケティング会社とインフルエンサーが直接取引しているのかどうかを確認することも大切です。

3.炎上する可能性がある

SNSでは些細なことから炎上するリスクがあるため、いくらインフルエンサーの管理が行き届いているインフルエンサーマーケティング会社を選んだとしても炎上するリスクを0にすることは不可能に近いです。

たとえば、インフルエンサーに商品PRを依頼した直後に、インフルエンサー個人がPR商品とは異なる部分で炎上してしまったとしても、”炎上したインフルエンサーがオススメしていた商品”としてユーザーからは見られてしまうため、間接的にPR商品のイメージが下がってしまうこともあります。

このように、インフルエンサーマーケティングでは常に炎上リスクと隣り合わせにあることを理解し、炎上防止はもちろん、炎上してしまったときの対処についても明確にしておく必要があるのです。

インフルエンサーマーケティング会社に依頼する費用相場

前提として、インフルエンサーマーケティングは歴史の浅いマーケティング手法となっているため、明確な相場は存在せず、会社によって費用形態が大きく異なることが特徴です。

そのうえで、インフルエンサーマーケティング会社に依頼する費用相場はSNSのフォロワー数やYouTubeのチャンネル登録者によって変動しますが、フォロワーの獲得が比較的容易なTikTokはフォロワー単価2円〜3円ほど、チャンネル登録者数の獲得が比較的難しいYouTubeはフォロワー単価4円〜5円ほど、その中間であるInstagramのフォロワー単価は3円〜4円ほどとなることが多いです。

また、依頼するインフルエンサーマーケティング会社によっても費用は若干異なり、マッチングプラットフォームのみを提供する会社は費用を抑えやすく、運用自体を引き受けてくれるディレクションタイプの会社は費用が高額になりやすい傾向にあります。

また、フォロワー単価以外にも月額料金制を導入しているインフルエンサーマーケティング会社もあるため、毎月決まった費用でインフルエンサーに依頼することも可能です。

インフルエンサーマーケティング会社の選び方・選ぶポイント

インフルエンサーマーケティング会社の選び方・選ぶポイントは以下の通りです。

  1. インフルエンサーの質が高いか
  2. 過去のPR実績が豊富か
  3. 自社商品のジャンルとマッチしているか
  4. 自社求めるサポートが用意されているか
  5. 対応しているSNSが自社とマッチしているか
  6. 料金形態は明確か

それぞれの選び方・選ぶポイントについて、以下で詳しく解説します。

1. インフルエンサーの質が高いか

インフルエンサーマーケティング会社に依頼する場合、まずはインフルエンサーの質を確かめることが大切です。

たとえば、フォロワーが2,000人であってもコメント数やいいね数の割合が多いインフルエンサーはコアなファンを多く獲得しているため質の高いインフルエンサーといえますが、フォロワーが10,000人いてもいいね数やコメント数の割合が低い場合は質の低いインフルエンサーといえます。

また、インフルエンサーの中にはフォロワーを金銭で購入している場合もあり、これを”フォロワーの水増し”と言いますが、フォロワーを水増ししている場合、エンゲージメントにまったく関係ないフォロワーが多数いることになるため、かなり質の低いインフルエンサーと言えるでしょう。

このように、インフルエンサーの質はフォロワー数だけでは判断できないこともあるため、質の高いインフルエンサーが多く在籍・登録しているインフルエンサーマーケティング会社であることを確認しましょう。

2. 過去のPR実績が豊富か

インフルエンサーマーケティング会社を選ぶときは、過去のPR実績が豊富かどうかを確認しておくといいでしょう。

過去のPR実績が豊富ということは、社内でインフルエンサーマーケティングを成功するためのノウハウが蓄積されてる可能性があるため、より成功しやすいインフルエンサーマーケティング手法を提案してくれます。

また、PR実績の中に自社が求める結果に似た実績がある場合は、より適切なインフルエンサーマーケティングをすることができるでしょう。

3. 自社商品のジャンルとマッチしているか

インフルエンサーマーケティングはインフルエンサーのフォロワー数の多さや質の高さだけではなく、自社商品・サービスとの親和性が非常に大切です。

フォロワーの属性とマッチしていない商品をPRしたとして、多くのフォロワーは興味関心を示さないため、購買行動につながることが少なくなってしまいます。

たとえば、普段から美容系の投稿をしており、フォロワーの8割が女性というインフルエンサーに副業系のPR案件を依頼しても効果を得にくいでしょう。

このように、インフルエンサーとPR案件の親和性は非常に大切ですが、インフルエンサーマーケティング会社によって得意なジャンルは異なるため、事前にどのようなジャンルのPR案件を出すのかを明確にしておき、そのジャンルにマッチした会社を選ぶことが大切です。

4. 自社求めるサポートが用意されているか

インフルエンサーマーケティング会社にサポートを求める場合、自社が求めるサポートが用意されているかを確認しましょう。

インフルエンサーマーケティング会社によってサポート内容は大きく異なるため、インフルエンサーとの交渉をして欲しいと考えている場合は、交渉に特化したサポートを行っている会社を選ぶべきですし、効果分析を依頼したい場合は依頼したい場合はエンゲージメントなどのデータをもとに効果的なアプローチを得意としている会社を選ぶべきです。

このように、インフルエンサーマーケティング会社によって得意なサポートが異なることもあるため、自社が求めるサポート内容を明確にしておくことも大切です。

5. 対応しているSNSが自社とマッチしているか

インフルエンサーマーケティング会社によって対応しているSNSは異なるため、自社とマッチしたSNSを活用できるかどうかを確認しましょう。

たとえば、化粧品やアパレルのPR案件は女性ユーザーの割合が多く、視覚的に訴求できることからInstagramとの相性が良いと言われていますが、副業やスキルアップなどのビジネス系のRP案件はYouTubeやX(旧Twitter)との相性が良いと言われているなど、SNSによってマッチするPR案件は異なります。

もちろん、インフルエンサーマーケティング会社の中にはメインとなるSNSすべてに対応している会社もありますが、美容系やファッション系に特化しているインフルエンサーマーケティング会社はInstagramのインフルエンサーがメインとなっている場合も珍しくありません。

6.料金形態は明確か

先ほどもお伝えしたとおり、インフルエンサーマーケティングは歴史の浅いマーケティング手法であることから費用相場が明確ではないため、料金形態が明確な会社を選ぶと安心です。

とくに、インフルエンサーが投稿したPR投稿を自社サイトで再度使用する、広告として再利用するなどの「二次利用」を考えている場合は、基本料金とは別に追加料金が発生することもありますので、事前に追加料金についても確認しておくといいでしょう。

おすすめのインフルエンサーマーケティング会社一覧

おすすめのインフルエンサーマーケティング会社の一覧は以下の通りです。

  1. 株式会社Epace
  2. (タレマ)
  3. toridori marketing(トリドリマーケティング)
  4. #GROVE(グローブ)
  5. SPRAY(スプレイ)
  6. AnyTag(エニータグ)
  7. Influencer Japan(インフルエンサージャパン)
  8. Cast Me!(キャッチミー)
  9. #TAGPIC(タグピク)
  10. Majisuke(まじすけ)
  11. Find Model(ファインドモデル)
  12. UUUM(ウーム)
  13. 3MINUTES(スリーミニッツ)
  14. INFLUENCER CLOUD(インフルエンサークラウド)

それぞれの企業について、以下で詳しく解説します。

1、株式会社Epace

株式会社Epaceは、SNSマーケティング、Web広告運用、SEO支援などを手掛ける総合マーケティングカンパニーです。

インフルエンサーマーケティングでは、大手広告代理店出身の担当者が案件ごとに最適なインフルエンサーを提案してもらえます。また、キャスティングに加え、インフルエンサー施策のプランニングまで手掛けることが可能です。

さらに、Epace独自のインフルエンサーネットワークにより、他社様ではアサインが難しいようなインフルエンサーのキャスティングも可能です。

加えて、SNSのフォロワー数やいいね数の向上はもちろん、商品・サービスの売り上げにも貢献する施策の提案も得意としています。

「過去にインフルエンサーマーケティングをやってみたけど、上手くいかなかった…」という方に、非常におすすめです。

2. Talema.(タレマ)

Talema.は、企業とYouTuberをマッチングする日本最大級のプラットフォームです。

インフルエンサーのキャスティングはもちろん、PR後の効果測定ツールも充実しているため、効果的なインフルエンサーマーケティングを行うことができます。

Talema.に登録できるYouTuberのチャンネル登録者数は10,000人以上に制限されていますが、登録YouTuber数は1,582組、YouTuberからの案件応募数は月間900以上です。(2024年2月23日現在)

登録費用や月額料金、案件掲載料はすべて無料で行えるため、はじめての依頼でも安心して利用できますが、インフルエンサーとマッチングしたときに発注金額の20%がマッチング手数料として発生します。

3. toridori marketing(トリドリマーケティング)

toridori marketingは、月額5万円で無制限のインフルエンサーとマッチングできるプラットフォームです。

toridori marketingを運営する株式会社トリドリは東証グロース市場に上場していますし、登録インフルエンサーも62,000人を超えていることから、安心して依頼することができます。

「採用無制限プラン」では月額50,000円(税抜)でインフルエンサーとマッチングし放題となっているため、数多くのインフルエンサーにPR案件を依頼したいと考えている方にはピッタリのシステムと言えるでしょう。

ただし、PRしたい商品を無償でインフルエンサーに提供することが必要であるため、単価の高い商品をPRする場合には注意が必要です。

また、株式会社トリドリはインフルエンサーマッチングプラットフォームだけではなく、SNS運用代行を依頼できる「toridori likes」というサービスも行っているため、SNS運用をすべて任せることもできます。

4. #GROVE(グローブ)

#GROVEは、インフルエンサーマーケティングのプランニング〜効果測定までを一貫して行ってくれるサービスです。

#GROVEはインフルエンサーの事務所と映像制作の事業も行っているため、その強みを活かしたマーケティングをすることができます。

所属するインフルエンサーの合計フォロワー数は36,529,369人を超えており、チャンネル登録者数100万人越えのYouTuberからジャンルに特化したインフルエンサーまで、目的に応じて相談することができます。(2024年2月23日現在)

また、費用については公開されておらず、問い合わせが必要です。

5. SPRAY(スプレイ)

SPRAYは、インフルエンサーマーケティングを主なサービスとして2003年に創業された実績豊富な会社です。

長年の運用実績で培った膨大なデータをもとにした解析をすることができるため、中長期的なインフルエンサーマーケティングをしたい方にもおすすめです。

プランは2種類用意されており、「スタンダードプラン(広告代理店・PR会社向け)」の費用は月額98,000円(税込107,800円)、「マネージャプラン(ブランド担当者向け)」の費用は50,000(税込55,000円)+初期設定費用100,000円(税込110,000円)となっています。

6. AnyTag(エニータグ)

AnyTagは、アジア最大級のインフルエンサーマーケティングプラットフォームです。

アジアを中心としたSNS上の膨大なデータを活用したインフルエンサーの検索・SNS運用・効果測定を行えるツールを提供しており、インフルエンサーマーケティングを完結できるほど機能が揃っています。

費用については要問い合わせとなっています。

7. Influencer Japan(インフルエンサージャパン)

Influencer Japanは、国内210万人、海外9,000万人のインフルエンサーとマッチング可能なインフルエンサーマーケティングサービスです。

インフルエンサーの質にかなり力を入れており、業界最高レベルのコンサルタントがインフルエンサーの有名になった理由や強み、フォロワー属性などを細かくチェックし、フォロワーの水増しがないかなどのリスクを排除するための独自の審査基準を設けています。

このようなインフルエンサーの質を担保しているのにも関わらず、フォロワー単価が1円〜と費用の面でも業界最安値帯となっているため、はじめてのインフルエンサーマーケティングでも費用的に安心できるでしょう。

ただし、最低料金は10万円からとなっていますので、問い合わせてどのようなプランニングをするか相談する必要があります。

8. Cast Me!(キャッチミー)

Cast Me!は、専任コンサルタントと伴走することでインフルエンサーマーケティングの効果を最大化できるサービスです。

Cast Me!では主にインフルエンサー選定や成果の振り返りをサポートしてもらうことができ、実際の施策については自身で行うため、費用は相場の1/3と低価格に抑えられます。

とはいえ、過去4,500案件をもとにした独自のデータを保有しておりターゲットをリーチできるため、満足度は98%と非常に高く、売上拡大に期待できます。

費用の詳細については問い合わせが必要です。

9. #TAGPIC(タグピク)

#TAGPICは、国内最大級のインフルエンサー数を誇るインフルエンサーキャスティングサービスです。

国内でのインフルエンサーマーケティングはもちろん、東南アジアでインフルエンサーマーケティング最大手の「Madeviral社(メイドバイラル)」と業務提携を行っているため、国内外のインフルエンサー約6,000名をキャスティングでき、総フォロワー9.2億人にアプローチすることができます。

そのため、韓国、タイ、台湾、中国、台湾、ベトナム、インドネシア、フィリピンなどのアジア圏に対してPRを行ないたい場合には最適なインフルエンサーマーケティング会社と言えるでしょう。

費用については要問い合わせです。

10. Majisuke(まじすけ)

Majisukeは、アメリカ・中国・ヨーロッパ・東南アジアを中心とした海外インフルエンサーのデータベースをもとに、海外向けのマーケティングを支援するインフルエンサーマーケティング会社です。

海外インフルエンサーとの契約は不安が多いですが、専用の契約書の制作や後払い対応、小規模から始められるテストマーケティングの実施など、不安を払拭する制度が導入されているため、海外向けのPRがはじめてでも安心して依頼できます。

費用については無料相談から問い合わせが必要です。

11. Find Model(ファインドモデル)

Find Modelは、インフルエンサーのキャスティングとマーケティング支援を行ってくれる会社です。

初期費用・月額料金ともに無料で、フォロワー単価も1.5円〜という安価な価格設定となっていますが、すべての案件に専任の担当者が付くため、はじめてのインフルエンサーマーケティングでも安心して行うことができます。

Find Modelには合計9,000人以上のインフルエンサーが登録しており、8割ほどが20代〜30代、83.2%が女性となっているため、ママ向けやライフスタイルなどの女性向けの案件が強みとなっています。

フォロワー単価は1.5円〜ですが、費用の詳細については見積もりで概算を出してもらう必要があります。

12. UUUM(ウーム)

UUUMは、日本トップのYouTuber事務所であることでも認知度が非常に高いですが、所属タレントを活用したインフルエンサー事業も展開しています。

費用については公開されていませんが、トップYouTuberを多く要するUUUMならではの大きな影響力が期待できます。

また、UUUMとYouTubeというイメージが強いですが、TikTokやInstagram、X(旧Twitter)のフォロワー数も日本トップクラスなので、自社商品に合わせたPR方法を選べます。

13. 3MINUTES(スリーミニッツ)

3MINUTESは、インフルエンサーのキャスティングや戦略立案、制作、効果測定までを一貫して行ってくれるインフルエンサーマーケティング会社です。

3MINUTESを運営する株式会社3ミニッツは、ファッションマガジン「MINE」を運営していることから本格的なプロのクリエイティブチームが在籍しており、企画に対して高品質なクリエイティブを実現することができます。

費用については要問い合わせです。

14. INFLUENCER CLOUD(インフルエンサークラウド)

INFLUENCER CLOUDは、業界最安値帯のフォロワー単価0.5円〜依頼できるインフルエンサーキャスティングプラットフォームです。

登録インフルエンサーの数は140万人となっているため、10代〜60代までの幅広いインフルエンサーからキャスティングすることができます。

そのため、インフルエンサーマーケティングに費用を割けない場合や、お試しでインフルエンサーマーケティングを行ないたいという場合にもオススメです。

ただし、依頼できる最低費用は10万円となっているため注意しましょう。

インフルエンサーマーケティング会社の比較

インフルエンサーマーケティング会社によっては、月額定額制でない限りはマーケティング手法やサービス内容によって費用が大きく異なるため、具体的な費用を確認するためにはまず問い合わせをすることがオススメです。

また、インフルエンサーマーケティング会社は自社の強みを打ち出すために総フォロワー数やインフルエンサー数を記載していますが、大切なことは自社商品・サービスとマッチするインフルエンサーがいることだということを忘れないようにしましょう。

インフルエンサーマーケティング会社の成功事例

インフルエンサーマーケティング会社の成功事例には以下のようなものがあります。

  1. ドミノピザ
  2. Roborock
  3. アサヒビール

それぞれの成功事例について、以下で詳しく解説します。

1. ドミノピザ

ドミノピザは、自社製品である「ウルトラチーズ®」をPRするためにTikTokを活用しました。

まずはTikTokで人気の高い複数のインフルエンサーに「ウルトラチーズ®」を伸ばしながら食べることでショート動画を見ただけでお腹が空くようなPR動画を投稿しました。

そして、PR動画のハッシュタグには「#ドミノチーズ100万円」を付け、一般ユーザーが「#ドミノチーズ100万円」をつけて投稿した動画からドミノピザ本社で働いたあとに100万円の報酬がもらえるという企画も実施したのです。

この結果、インフルエンサーの動画だけでなく一般ユーザーの間でも盛り上がりを見せ、結果として「ウルトラチーズ®」の認知拡大に成功しました。

このように、インフルエンサーを活用したPR動画によって動画をバズらせたと同時に一般ユーザーが盛り上がるような企画をすることで、相乗効果で爆発的な効果を生み出すこともできるのです。

2. Roborock

11LLLDDDKKKを掃除したらありえない汚れが。。。

Roborock社が提供する「ロボット掃除機」のPRとして、UUUM所属の人気クリエイターのYouTube動画での商品紹介によって商品理解と販売促進に成功しています。

カズチャンネルはチャンネル登録者数184万人(2024年2月23日現在)という大きな影響力があるだけでなく、日頃から電化製品などのガジェットを紹介しているため、視聴者からの信頼度が非常に高く、「カズさんが良いと言っているなら安心して購入できる」と思っている視聴者も多いのです。

このように、影響力があるだけではなく、日頃の投稿から視聴者の信頼を獲得しているインフルエンサーにPRを依頼することで、フォロワー以上に大きな効果が期待できます。

3. アサヒビール

https://youtu.be/FJ8ou2OtDGc?si=3Hr7fhTVOpWIVV1P

アサヒビールは、魚を捌くことで人気のある料理系YouTuber「きまぐれクック」にPR動画を依頼しています。

アサヒビールがPRとして依頼する前から、きまぐれクックの動画では料理を食べるシーンでは「銀色のやつ」という決めゼリフとともにアサヒビールを飲んでいたこともあり、すでに大きな宣伝効果がありましたが、あらためてアサヒビールが提供という形できまぐれクックに依頼したことで、視聴者からアサヒビールに対する企業イメージが向上したのです。

実際にアサヒビールとコラボしたコメント欄には、「久しぶりのアサヒさんコラボ嬉しさ半端ない」や「アサヒさんと金子さんの仲の良さほっこりする。」、「ビールを送るのではなく魚を送るあたり流石だ」といったように、アサヒビールに対してポジティブなコメントが数多く残されています。

このように、すでに自社商品を使用してくれているインフルエンサーに対して、日頃の感謝を込めて商品やインフルエンサーの好きなものを送ることで、企業イメージの向上に繋げることもできるのです。

インフルエンサーマーケティング会社についてよくある質問(FAQ)

インフルエンサーマーケティング会社についてよくある質問は以下の通りです。

  1. インフルエンサーマーケティング会社って何?
  2. インフルエンサーマーケティング会社に依頼するメリット・注意点は?
  3. ステルスマーケティング(ステマ)には気をつけるべき?
  4. インフルエンサーマーケティング会社の選び方は?

それぞれのよくある質問について、以下で詳しく解説します。

1. インフルエンサーマーケティング会社って何?

インフルエンサーマーケティング会社とは、その名の通りインフルエンサーを活用したマーケティングを提供する会社です。

インフルエンサーのキャスティングや運用支援、効果測定など、インフルエンサーマーケティングに必要な作業を依頼することができます。

また、インフルエンサーマーケティングの一部だけを依頼できるサービスもあります。

2. インフルエンサーマーケティング会社に依頼するメリット・注意点は?

インフルエンサーマーケティング会社に依頼するメリットと注意点は以下の表の通りです。

メリット 注意点
●      ジャンルに特化したインフルエンサーを探せる

●      広告の効果測定を行える

●      リソースを削減できる

●      いい意味で広告らしさを無くせる

●      インフルエンサーを探しやすくなる

 

●      ステルスマーケティングには細心の注意を払う

●      複数の仲介会社が関与してないことを確認する

●      炎上する可能性がある

インフルエンサーマーケティングは現代の広告にマッチしたマーケティング手法であるため、活用事例が非常に増えていますが、ステマや炎上などのリスクがあるということを抑えておく必要があります。

3. ステルスマーケティング(ステマ)には気をつけるべき?

インフルエンサーマーケティングをするうえで、ステルスマーケティング(ステマ)には最新の注意を払う必要があります。

ステルスマーケティングとは、広告であるにも関わらず「広告」や「PR」、「ad」などの広告であることを伝える表記をせずに広告を出稿することを指しますが、ステマは「不当景品類及び不当表示防止法」第5条に違反することになるため、消費者庁が再発防止を求める措置命令を出すとともに、広告を依頼した事業者名を公表するという罰則が課せられます。

ステルスマーケティングについての法律については、2023年10月1日から内容が大きく変更され厳罰化されたため、最新の情報について知らないという方は改めてステマについて理解する必要があります。

また、ステルスマーケティングで罰せられるのは広告主のみとなるため、インフルエンサーがステルスマーケティングを重要視していないことも多く、しっかりとした管理体制が必要です。

4. インフルエンサーマーケティング会社の選び方は?

インフルエンサーマーケティング会社の選び方・選ぶポイントは以下の通りです。

  • インフルエンサーの質が高いか
  • 過去のPR実績が豊富か
  • 自社商品のジャンルとマッチしているか
  • 自社求めるサポートが用意されているか
  • 対応しているSNSが自社とマッチしているか
  • 料金形態は明確か

インフルエンサーマーケティング自体歴史の浅いマーケティング手法となるため、会社によっては仕組みが確立されていなかったり、明確な費用相場がないことから、費用対効果の低いインフルエンサーマーケティング会社も存在します。

最近のインフルエンサーマーケティングでは、インフルエンサーのキャスティング費用が低価格に落ち着いている傾向もありますが、総合的にディレクションしてもらう場合は費用に注意しましょう。

また、インフルエンサー会社の実績を見るときは、自社商品・サービスとマッチした実績があるかどうかを確認することも大切です。

まとめ

本記事では、インフルエンサーマーケティング会社の概要や依頼するメリット・注意点、費用相場、選び方、会社一覧、成功事例などについて詳しく解説しました。

インフルエンサーマーケティングを活用することで、自社商品の認知拡大や購買によって利益拡大が期待できますが、フォロワー数の多さや影響力の大きさだけでインフルエンサーを選定してしまうと、費用だけ高額で効果の少ないPRとなる可能性も0ではありません。

費用対効果を高めるためには、自社商品・サービスに興味関心のあるフォロワーを多く抱えているインフルエンサーに依頼することや、魅力的に宣伝してくれるインフルエンサーの選定が欠かせないのです。

しかし、企業が直接インフルエンサーにダイレクトメッセージやメールでコンタクトを取ろうとしても、インフルエンサーとしては悪質な業者の可能性もあることから返信率が非常に低い状況が続いています。

そのため、適切なインフルエンサーにPR案件を依頼するためには、インフルエンサーマーケティング会社に依頼することが最も効率よくキャスティングできる方法なのです。

インフルエンサーマーケティング会社に依頼することで、適切なインフルエンサーのキャスティングだけでなく、効果測定やSNS運用なども併せて行ってくれるサービスもあるため、はじめてのインフルエンサーマーケティングをする場合はインフルエンサーマーケティング会社に依頼することは必須といえるでしょう。

ぜひ本記事を参考にして、インフルエンサーマーケティング会社を上手に活用してみてください。

インフルエンサーマーケティング会社の選び方について、より詳しく解説した以下の記事も参考にしてください。

インフルエンサーマーケティング会社6選。会社の選び方も徹底解説!

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